ミリスチン酸ポリグリセリル-10とは…成分効果と毒性を解説

界面活性剤
ミリスチン酸ポリグリセリル-10
[化粧品成分表示名称]
・ミリスチン酸ポリグリセリル-10

[医薬部外品表示名称]
・モノミリスチン酸デカグリセリル

高級脂肪酸のミリスチン酸とポリグリセリン-10(グリセリン)のエステル化によって得られる淡黄色の非イオン界面活性剤です。

別名、モノミリスチン酸デカグリセリンとも呼ばれます。

乳化剤やエモリエント剤としてスキンケア化粧品などに広く使用されています。

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ミリスチン酸ポリグリセリル-10の安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について

ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、非イオン界面活性剤で天然の脂肪酸とグリセリンを合わせただけの非常にシンプルな構造をしており、使用歴も長く、皮膚刺激や毒性もほとんどなく、アレルギー(皮膚感作性)もないので、界面活性剤の中では刺激が少なく安全性が高いと考えられます。

参考までに化粧品毒性判定事典によると、ミリスチン酸ポリグリセリル-10は■■(∗1)となっており、毒性・刺激があるという判定になっていますが、化粧品毒性判定事典は合成界面活性剤はすべて■■の極端な判定になっています。

非イオン界面活性剤でなおかつ天然脂肪酸とグリセリンの結合のみのシンプルな構造で皮膚刺激や毒性のデータもない成分が■■となっているのは疑問です。

現在は、スキンケア化粧品において安全性の高さから非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)の使用が広がっており、界面活性剤の中では安全性が高いことは実証されています。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

ミリスチン酸ポリグリセリル-10とセットで使用される成分と効果

・シリコーンと油を主成分とする乳化物、基礎化粧品用にごり剤として、以下の成分表示順で使用されます。
[化粧品表示] ミリスチン酸ポリグリセリル-10、トリエチルヘキサノイン、ジフェニルジメチコン、グリセリン、水
[医薬部外品表示] モノミリスチン酸デカグリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、メチルフェニルポリシロキサン、濃グリセリン、精製水
・基礎および頭髪化粧品用保護皮膜形成剤、乳化剤として、以下の成分表示順で使用されます。撥水・撥油剤、軽い感触。
[化粧品表示] ミリスチン酸ポリグリセリル-10、トリデセス-4カルボン酸Na、ポリパーフルオロメチルイソプロピルエーテル、グリセリン、水
[医薬部外品表示] モノミリスチン酸デカグリセリル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸ナトリウム、濃グリセリン、精製水
・高濃度のアミノ変性シリコーンを含有するO/Wエマルションベースとして、以下の成分表示順で使用されます。毛髪用感触改良剤、水と速やかに混和し、製剤への配合が容易、カラーリンス中の染料の染色性を妨げない。
アモジメチコン、水、グリセリン、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、ステアラミドプロピルジメチルアミン、PCA

基本的な配合量の多い成分表示順は上記の通りですが、1%以下の成分は順不同に表示されるので、製品によっては表示順が異なっている場合があります。

∗∗∗

ミリスチン酸ポリグリセリル-10は界面活性剤にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:界面活性剤

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