ステアロイルラクチレートNaとは…成分効果と毒性を解説

界面活性剤 安定化成分
ステアロイルラクチレートNa
[化粧品成分表示名称]
・ステアロイルラクチレートNa(改正名称)
・ステアロイル乳酸Na(旧称)

[医薬部外品表示名称]
・ステアロイル乳酸ナトリウム

高級脂肪酸のステアリン酸と乳酸で構成された白~微黄色のビーズ状粉末のアニオン界面活性剤です。

乳化剤としてO/W型およびW/O型の両方の機能を有しており、皮膚保護作用をもつ乳化安定剤としてセラミドと一緒に配合されていることが多いです。

また、毛髪への吸着性があり、コンディショニング剤としても使用されます。

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ステアロイルラクチレートNaの安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について

ステアロイルラクチレートNaの現時点での安全性は、皮膚刺激性や毒性はほとんどなく、眼刺激性もなく、重大なアレルギー報告もなく、厚生労働省に商品添加物として認可されていることもあり、安全性の高い成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

安全性を調査するために、国内外を問わず信頼性が高いと思われる安全性データシート(∗1)やレポートを参照しています。

∗1 安全性データシートとは、化粧品製造会社や化粧品販売会社のために提供されている成分の安全性データが記載されているシートで、一般消費者向けの資料ではありませんが、安全性を考える上で重要なエビデンスのひとつとなるため、一部引用させていただいています。

皮膚刺激性について

日光ケミカルズの安全性データシート(文献1:2016)によると、

  • 皮膚刺激性なし

と記載されています。

安全性データはひとつで詳細なデータこそありませんが、厚生労働省も食品添加物として認可していることもあり、皮膚刺激性が起こる可能性はほとんどないと考えられます。

眼刺激性について

日光ケミカルズの安全性データシート(文献1:2016)によると、

  • 眼刺激性なし

と記載されています。

安全データによると、眼刺激性なしと記載されているため、眼刺激性はほとんどないと考えられます。

皮膚感作性(アレルギー性)について

アレルギー(皮膚感作性)に関しては、厚生労働省によって食品添加物として認証されており、また重大なアレルギー報告もないので、アレルギー反応(皮膚感作)が起こる可能性は低いと考えられます。

化粧品毒性判定事典による毒性判定について

化粧品成分名 判定
ステアロイルラクチレートNa ■■

参考までに化粧品毒性判定事典によると、ステアロイルラクチレートNaは■■(∗2)となっていますが、合成界面活性剤はすべて■■の極端な判定になっており、厚生労働省によって食品添加物として認証されていて、安全性データでも刺激性なしと記載されているので、毒性はほとんどないと考えられます。

∗2 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

ステアロイルラクチレートNaは界面活性剤にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:界面活性剤

∗∗∗

文献一覧:

  1. 日光ケミカルズ(2016)「製品安全データシート」, <https://www.chemical-navi.com/product_search/detail413.html> 2017年9月14日アクセス.

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