テトラデセンとは…成分効果と毒性を解説

表面処理 溶剤
テトラデセン
[化粧品成分表示名称]
・テトラデセン

[医薬部外品表示名称]
・テトラデセン

化学構造的に炭素数14(C14)で二重結合を1つもった不飽和炭化水素(オレフィン系炭化水素:アルケン)(∗1)です。

∗1 炭化水素の中で、二重結合が1個以上もつものを不飽和炭化水素、オレフィン系炭化水素(オレフィン)、エチレン系炭化水素といい、二重結合が1個の場合はアルケンとも呼びます。

化粧品に配合される場合は、

これらの目的で、メイクアップ化粧品、スキンケア化粧品、日焼け止め製品などに使用されています。

表面処理

表面処理に関しては、酸化チタンにテトラデセンを付加・修飾することで、酸化チタンの触媒活性を封鎖し、油分散が良好となることから、酸化チタンと一緒に配合されています(文献1:1993;文献2:2001)

溶剤

溶剤に関しては、油溶性原料をよく溶かし込むため、溶剤として処方されます(文献3:2015)

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テトラデセンの安全性(刺激性・アレルギー)について

テトラデセンの現時点での安全性は、

  • 外原規2006規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2006に収載
  • 10年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし(データなし)
  • 眼刺激性:詳細不明
  • 皮膚感作性:ほとんどなし(データなし)

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

医薬部外品原料規格2006に収載されており、10年以上の使用実績がある中で重大な皮膚刺激および皮膚感作の報告がみあたらないため、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

眼刺激性について

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細は不明です。

∗∗∗

テトラデセンは表面処理剤にカテゴライズされています。

それぞれの成分一覧は以下からお読みください。

参考:表面処理剤

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文献一覧:

  1. 福井 寛, 他(1993)「環状シロキサンによる反応型超薄膜コーティング技術の開発」日本化学会誌(1993)(3),217-226.
  2. 福井 寛(2001)「環状シロキサンのCVDを用いた粉体の反応型超薄膜コーティング」表面科学(22)(1),9-18.
  3. 宇山 光男, 他(2015)「テトラデセン」化粧品成分ガイド 第6版,70.

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