アルミナとは…成分効果と毒性を解説

表面処理
アルミナ
[化粧品成分表示名称]
・アルミナ

[医薬部外品表示名称]
・酸化アルミニウム

可溶性のアルミニウム塩の水溶液から水酸化アルミニウムを濾過・熱処理して得られるアルミニウムの酸化物です。

化粧品に配合される場合は、

これらの目的で、メイクアップ化粧品、日焼け止め製品、ネイル製品などに使用されています(文献1:2016)

表面処理

表面処理に関しては、触媒活性の封鎖目的で顔料の表面処理にアルミナ単体または複数の表面処理剤のひとつとして使用されており、とくに酸化チタンの不活性化目的で使用されています(文献2:2001)

酸化チタンをはじめとする金属酸化物の触媒活性を封鎖するアルミナを用いた表面処理法としてはシリカとアルミナで顔料を被覆する方法またはシリカ-アルミナによる被覆にさらにシリコーン油で処理する方法が広く知られています(文献3:1985;文献4:1991)

実際の配合製品数および配合量に関しては、海外の2012-2013年の調査結果になりますが、以下のように報告されています。

以下表におけるリーブオン製品は、付けっ放し製品(スキンケア製品やメイクアップ製品など)を表しており、またリンスオフ製品というのは、洗い流し製品(シャンプー、ヘアコンディショナー、ボディソープ、洗顔料、クレンジングなど)を指します。

アルミナの配合製品数と配合量の調査結果(2012-2013年)

スポンサーリンク

アルミナの安全性(刺激性・アレルギー)について

アルミナの現時点での安全性は、

  • 外原規2006規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2006に収載
  • 10年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし(データなし)
  • 眼刺激性:詳細不明
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし(データなし)

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

医薬部外品原料規格2006に収載されており、10年以上の使用実績があることから、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

眼刺激性について

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細は不明です。

∗∗∗

アルミナは表面処理剤にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:表面処理剤

∗∗∗

文献一覧:

  1. Cosmetic Ingredient Review(2016)「Safety Assessment of Alumina and Aluminum Hydroxide as Used in Cosmetics」International Journal of Toxicology(35)(3),16S-33S.
  2. 大枝 一郎(2001)「メイクアップ化粧品の最近の動向」色材協会誌(74)(10),518-525.
  3. 脇 幹夫, 他(1985)「複合材料と香粧品科学―複合原料の開発と複合効果」Fragrance Journal(13)(1),63-67.
  4. 花王株式会社(1991)「化粧料」特開平03-115211.

スポンサーリンク

TOPへ