ポリヒドロキシステアリン酸とは…成分効果と毒性を解説

分散
ポリヒドロキシステアリン酸
[化粧品成分表示名称]
・ポリヒドロキシステアリン酸

[医薬部外品表示名称]
・ポリヒドロキシステアリン酸

主に水添ヒマシ油から得られる、化学構造的に炭素数18の脂肪酸であるヒドロキシステアリン酸の重合体(∗1)です。

∗1 重合体とは、複数の分子結合がまとまって機能する多量体です。ポリヒドロキシステアリン酸の「ポリ(poly)」はギリシャ語で「複数・多数」を意味することから、ポリヒドロキシステアリン酸という名称はヒドロキシステアリン酸がいくつかまとまった複合物であることを意味します。

化粧品に配合される場合は、

これらの目的で、メイクアップ化粧品、日焼け止め製品、スキンケア化粧品、クレンジング製品などに汎用されています。

分散

分散に関しては、油相中での優れた顔料分散性を有しており、主に紫外線散乱剤を配合した日焼け止め製品やファンデーションやスティック状メイクアップ化粧品に使用されています(文献1:-;文献2:-)

また、その顔料分散性からクレンジング製品に配合することでクレンジング能を向上させることが報告されています(文献1:-)

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ポリヒドロキシステアリン酸の安全性(刺激性・アレルギー)について

ポリヒドロキシステアリン酸の現時点での安全性は、

  • 外原規2006規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2006に収載
  • 10年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし(データなし)
  • 眼刺激性:詳細不明
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし(データなし)

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

医薬部外品原料規格2006に収載されており、1980年代からの使用実績がある中で重大な皮膚刺激および皮膚感作性の報告がみあたらないため、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に皮膚刺激性および皮膚感作性はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

眼刺激性について

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細は不明です。

∗∗∗

ポリヒドロキシステアリン酸は安定化成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:安定化成分

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文献一覧:

  1. 日光ケミカルズ株式会社(-)「HSオリゴマー600」技術資料.
  2. 日清オイリオグループ株式会社(-)「サラコス HS-6C」技術資料.

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