シメチコンとは…成分効果と毒性を解説

消泡
シメチコン
[化粧品成分表示名称]
・シメチコン

[医薬部外品表示名称]
・シリコーン樹脂

化学構造的に平均鎖長がジメチルシロキサン単位200-350個のジメチコンケイ酸(微粒子シリカ)(∗1)の混合物です。

∗1 正確には、液体の場合(溶液中に溶解している場合)はケイ酸、固体の場合はシリカと表記することが多いですが、わかりやすさを優先してケイ酸(シリカ)と表記しています。

医療分野では、ジメチコンと同様に胃や腸内のガスの泡を破裂させ、体外へ排出しやすくする消泡剤として使用されており、また食品分野でも製品の消泡剤として使用されています。

化粧品に配合される場合は、

これらの目的で、リップ系メイクアップ化粧品、ネイル製品、乳化系スキンケア化粧品などに使用されています。

消泡

消泡に関しては、気泡の表面張力を低下させる優れた消泡性を有していることから、製品の仕上がりを向上させるために、口紅などのメイクアップ化粧品、ネイルエナメルなどのネイルケア製品に使用されています(文献1:2015;文献2:2018)

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シメチコンの安全性(刺激性・アレルギー)について

シメチコンの現時点での安全性は、

  • 外原規2006規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2006に収載
  • 10年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし(データなし)
  • 眼刺激性:詳細不明
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし(データなし)

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

消泡剤として医療分野および食品添加物にも使用されており、また医薬部外品原料規格2006に収載されており、10年以上の使用実績があることから、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

眼刺激性について

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細は不明です。

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シメチコンは安定化成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:安定化成分

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文献一覧:

  1. 宇山 光男, 他(2015)「シメチコン」化粧品成分ガイド 第6版,149.
  2. 信越化学工業株式会社(2018)「オイルコンパウンド型消泡剤」シリコーン消泡剤,10.

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