プラセンタエキスの基本情報・配合目的・安全性

化粧品表示名 プラセンタエキス
医薬部外品表示名 プラセンタエキス(1)、プラセンタエキス(2)、プラセンタエキス(3)、胎盤抽出液(1)、胎盤抽出液(2)、水溶性プラセンタエキス
部外品表示簡略名 プラセンタエキス-1、プラセンタエキス-2、胎盤抽出液-1、胎盤抽出液-2
INCI名 Placental Protein、Placental Extract
配合目的 美白保湿 など

プラセンタエキスは、医薬部外品美白有効成分として厚生省(現 厚生労働省)に承認された成分です。

1. 基本情報

1.1. 定義

動物(∗1)の胎盤(∗2)から無菌的にで抽出または高圧抽出して得られる水溶性生体複合エキス・タンパク質です(∗3)(∗4)[1][2a]

∗1 現在は主にイノシシ科動物ブタ(学名:Sus scrofa domesticus 英名:Pig)を用いたものが一般的であり、そのほかウマ科動物ウマ(学名:Equus caballus)などが用いられています。

∗2 胎盤とは哺乳類の一部の系統である有胎盤類の雌(人間の女性を含む)のみがもつ、子宮内で形成される母体と胎児を連絡する器官であり、胎盤を英語で「プラセンタ(placenta)」といいます。

∗3 抽出については、通常の水抽出のほかに胎盤を高圧抽出する方法があり、高圧抽出によって抽出された抽出物は水抽出物より遊離アミノ酸やミネラルの含有量が高いことを特徴とします[3a]。ただし、どちらの抽出法であっても化粧品成分表示名称および医薬部外品表示名は変わらないため、製品においては見分けることは困難であると推察されます。

∗4 ウシ伝達性海綿状脳症(BSE:Bovine Spongiform Encephalopathy)いわゆる狂牛病の発生動向をふまえ、2000年12月12日の厚生省医薬安全局長通知(医薬発第1226号)により、ウシ由来原料に代わってブタ由来が使用されるようになっており[4]、ブタ由来プラセンタエキスはウシ由来のものと成分的にほぼ同等と報告されています[5][6a]

医薬部外品表示名については、それぞれ(∗5)

医薬部外品表示名 本質
プラセンタエキス(1) ブタ(Sus scrofa Linne´ var.domesticus Gray(Suidae))の胎盤から凍結、融解などの方法により無菌的に水で抽出して得られるエキスであり、定量するとき窒素(N:14.01)0.01-0.40%を含む
プラセンタエキス(2) ブタ(Sus scrofa Linne´ var.domesticus Gray(Suidae))の胎盤から凍結、融解などの方法により無菌的に水で抽出して得られるエキスであり、定量するとき窒素(N:14.01)0.02-0.15%およびアルカリフォスファターゼ100キングアームストロング単位以上を含む
プラセンタエキス(3) ブタ(Sus scrofa domesticus Erxleben(Suidae))の胎盤から酵素分解などの方法により無菌的に水で抽出して得られるエキスであり、定量するとき窒素(N:14.01)0.15-0.48%を含む

∗5 「プラセンタエキス(1)」は「胎盤抽出液(1)」「水溶性プラセンタエキス」として表示されることがあり、「プラセンタエキス(2)」は「胎盤抽出液(2)」「水溶性プラセンタエキス」として表示されることがあります。

このように抽出法や窒素含有量によって区別されますが、化粧品表示名としてはいずれも「プラセンタエキス」と表示されます。

1.2. 成分組成

プラセンタエキスは天然成分であることから、地域、時期、抽出方法によって成分組成に差異があると推察されますが、その成分組成は一例として、

分類 成分名
糖質 多糖 ヒアルロン酸、ムコ多糖体
ビタミン アスコルビン酸、チアミン、ピリドキシン、ナイアシン など
無機質 マグネシウム、ナトリウム、カリウム など
アミノ酸 グルタミン酸アラニンリシンセリングリシンアルギニンロイシン など
酵素 アルカリフォスファターゼ
その他 活性ペプチド、細胞増殖因子、サイトカイン など

これらの成分で構成されていることが報告されており、ヒアルロン酸やアルカリフォスファターゼなどの高分子画分を除去したものは医薬部外品表示名「プラセンタエキス(1)」と表示され、アルカリフォスファターゼなど高分子画分を含み、酵素活性値が100KAU以上であるプラセンタエキスは「プラセンタエキス(2)」と表示されます[6b][7]

1.3. 歴史

プラセンタ(胎盤)は、1596年に明で上梓された薬学書である「本草綱目」や1613年に韓国で刊行された医書である「東医宝鑑」に、ヒトの胎盤を乾燥したものが「紫河車(しかしゃ)」という生薬名で滋養・強壮剤として記載されており[8]、古くから滋養・強壮剤として使用されてきたと考えられていますが、プラセンタ利用が現在のように普及するきっかけとなったのは、1930年代の旧ソ連において冷凍保存していたヒトの胎盤を皮下に移植する「胎盤埋没療法」が疾病の治癒に高い成果を得られたことにあるとされています[9][10a]

日本においては、江戸時代の加賀藩(現 石川県)ではプラセンタを配合した赤色の丸薬「混元丹」が肉体疲労回復や滋養強壮剤として生活に欠かせない民間薬であったと記録があり、現在も石川県ではプラセンタをはじめ18種類の生薬が配合された混元丹が販売されています[11]

ただし、医療分野への普及という点では、1943年(太平洋戦争末期)に極度の食料不足を解消するために、高度栄養剤の開発が国家命令として発せられ、それを受けてプラセンタを用いた経口栄養剤が開発されたこと、また敗戦後の医学界に欧米や旧ソ連からもたらされた知見として「胎盤埋没療法」があり、これをより安全で投与しやすくした結果、1956年にプラセンタ注射薬が医薬品として認可されたことがきっかけであると考えられます[10b]

1.4. 化粧品以外の主な用途

プラセンタエキスの化粧品以外の主な用途としては、

分野 用途
医薬品 細胞分裂を高め新陳代謝を促進する目的のしもやけ・ひび・あかぎれ用OTC薬として用いられています[12]

これらの用途が報告されています。

2. 化粧品および医薬部外品としての配合目的

化粧品および医薬部外品(薬用化粧品)に配合される場合は、

  • メラニン産生抑制による美白作用
  • 角層水分量増加による保湿作用 [高圧抽出]
  • 配合目的についての補足

主にこれらの目的で、スキンケア製品、マスク製品、シャンプー製品、コンディショナー製品、ボディケア製品、ハンドケア製品、洗顔料、クレンジング製品、日焼け止め製品、頭皮ケア製品、トリートメント製品など様々な製品に汎用されています。

以下は、化粧品および医薬部外品(薬用化粧品)として配合される目的に対する根拠です。

2.1. メラニン産生抑制による美白作用

メラニン産生抑制による美白作用に関しては、まず前提知識としてメラニン色素生合成のメカニズムについて解説します。

以下のメラニン生合成のメカニズム図をみてもらうとわかりやすいと思うのですが、

メラニン生合成のメカニズム図

皮膚が紫外線に曝露されると、細胞や組織内では様々な活性酸素が発生するとともに、様々なメラノサイト活性化因子(情報伝達物質)がケラチノサイトから分泌され、これらが直接またはメラノサイト側で発現するメラノサイト活性化因子受容体を介して、メラノサイトの増殖やメラノサイトでのメラニン生合成を促進させることが知られています[13a][2b][14a]

また、メラノサイト内でのメラニン生合成は、メラニンを貯蔵する細胞小器官であるメラノソームで行われ、生合成経路としてはアミノ酸の一種かつ出発物質であるチロシンに酸化酵素であるチロシナーゼが働きかけることでドーパに変換され、さらにドーパにも働きかけることでドーパキノンへと変換されます[13b][14b]

ドーパキノンは、システイン存在下の経路では黄色-赤色のフェオメラニン(pheomelanin)へ、それ以外はチロシナーゼ関連タンパク質2(tyrosinaserelated protein-2:TRP-2)やチロシナーゼ関連タンパク質1(tyrosinaserelated protein-1:TRP-1)の働きかけにより茶褐色-黒色のユウメラニン(eumelanin)へと変換(酸化・重合)されることが明らかにされています[13c][14c]

そして、毎日生成されるメラニン色素は、メラノソーム内で増えていき、一定量に達すると樹枝状に伸びているデンドライト(メラノサイトの突起)を通して、周辺の表皮細胞に送り込まれ、ターンオーバーとともに皮膚表面に押し上げられ、最終的には角片とともに垢となって落屑(排泄)されるというサイクルを繰り返します[13d]

正常な皮膚においてはメラニンの排泄と生成のバランスが保持される一方で、紫外線の曝露、加齢、ホルモンバランスの乱れ、皮膚の炎症などによりメラニン色素の生成と排泄の代謝サイクルが崩れると、その結果としてメラニン色素が過剰に表皮内に蓄積されてしまい、色素沈着が起こることが知られています[13e]

このような背景から、メラニン産生を抑制することは色素沈着の抑制において重要なアプローチのひとつであると考えられています。

2001年にニチレイ・バイオサイエンス開発センターによって報告されたプラセンタエキスのメラニンに対する影響検証によると、

– in vitro : チロシナーゼ活性阻害作用 –

マッシュルーム由来チロシナーゼ溶液0.5mLに、各プラセンタエキス1mL、L-ドーパ3mMおよびリン酸緩衝液0.5mLの調製溶液2.5mLを添加し、475nmにおける吸光度を5重に測定し、その平均値からチロシナーゼ活性阻害率(%)を算出したところ、以下のグラフのように、

プラセンタエキスのチロシナーゼ活性阻害作用

ブタ由来プラセンタエキスは、ウシ由来より数倍強いチロシナーゼ活性阻害作用を有することが示された。

– in vitro : メラニン生成抑制作用 –

マウス由来B16メラノーマ細胞を培養し、ウシおよびブタ由来プラセンタエキス調製培地を10mLずつ添加し、培養・処理後に400nmにおける吸光度を測定し、メラニン生成抑制率を算出したところ、以下のグラフのように、

プラセンタエキスのメラニン産生抑制効果

各濃度のプラセンタエキスは、細胞の増殖に影響を与えずメラニン色素の生成を統計学的に有意(p<0.001)に抑制した。

このような検証結果が明らかにされており[6c]、プラセンタエキスにメラニン産生抑制作用が認められています。

次に、2018年に東京医薬専門学校化粧品総合学科によって報告されたブタ由来プラセンタエキスのヒト皮膚明度への影響検証によると、

– ヒト使用試験 –

30歳以上の健常な皮膚を有する28名の被検者(平均51歳)の左手の人差し指と親指の付け根にブタ由来プラセンタエキス(濃度不明)配合ハンドクリームを4週間連用し、試験開始から4週間連用後に皮膚明度(L値)(∗6)を色差計で測定した後に全体の平均値を算出したところ、以下のグラフのように、

∗6 L値は見た目の色の濃さや色相を表す単位であり、黒色が0で白色が100となり、数値が高いほど明るいことを示します。

ブタ由来プラセンタエキスの皮膚明度改善効果

ブタ由来プラセンタエキス配合ハンドクリームの塗布により、有意(p<0.05)にL値が上昇し、肌が明るくなったことが示された。

また、このL値の上昇は、年齢差や男女差に関わらず、どの層においてもみられた。

このような試験結果が明らかにされており[15]、プラセンタエキスにヒト皮膚色素沈着の改善作用が認められています。

ただし、2017年にスノーデンによって報告されたブタ由来プラセンタエキスのヒト皮膚明度への有効性検証によると、

– ヒト使用試験 –

健常な皮膚を有する10名の被検者(22-50歳)の半顔にブタ由来プラセンタエキス配合製剤およびプラセンタエキス未配合製剤をそれぞれ二重盲検法に基づいて6週間連用し、試験開始から3週間および6週間後に皮膚明度(L値)を測定し開始前のL値を基準とした増減(色差)を算出したところ、以下の表のように、

試料 皮膚明度改善効果
3週間後 6週間後
プラセンタエキス -1.16 ± 1.42 -1.06 ± 1.81
製剤のみ 0.06 ± 1.18 -0.15 ± 0.99

ブタ由来プラセンタエキス配合製剤の塗布は、未配合製剤と比較してメラニンレベルの有意な変化は認められなかったものの、皮膚明度においては3週間後に有意な低下が認められた。

このような試験結果が明らかにされており[16a]、ブタ由来プラセンタエキスにヒト皮膚明度低下作用が認められています。

これら2つのヒト使用試験は、それぞれ皮膚明度の上昇および低下という真逆の結果を示していますが、共通してブタ由来プラセンタエキスの配合濃度が不明であり、これらの結果のみでは総合的なブタ由来プラセンタエキスの皮膚明度に関する効果に言及できないため、ブタ由来プラセンタエキスの色素沈着抑制・改善効果の結論は保留とし、実際の製品配合濃度に即したあらたなヒト使用試験データがみつかりしだい、総合的に判断した上で再編集します。

2.2. 角層水分量増加による保湿作用 [高圧抽出]

角層水分量増加による保湿作用に関しては、まず前提知識として皮膚最外層である角質層の構造と役割および天然保湿因子と水の関係について解説します。

直接外界に接する皮膚最外層である角質層は、以下の図のように、

角質層の構造

水分を保持する働きもつ天然保湿因子を含む角質と角質の間を細胞間脂質で満たした、レンガとモルタルの関係と同様の構造になっており、この構造が保持されることによって外界からの物理的あるいは化学的影響から身体を守り、かつ体内の水分が体外へ過剰に蒸散していくのを防ぐとともに一定の水分を保持する役割を担っています[17][18]

角質層において水分を保持する働きをもつ天然保湿因子(NMF:natural Moisturizing Factor)は低分子の水溶性物質であり、以下の表のように、

成分 含量(%)
アミノ酸 40.0
ピロリドンカルボン酸(PCA) 12.0
乳酸 12.0
尿素 7.0
アンモニア、尿酸、グルコサミン、クレアチン 1.5
ナトリウム(Na⁺) 5.0
カリウム(K⁺) 4.0
カルシウム(Ca²⁺) 1.5
マグネシウム(Mg²⁺) 1.5
リン酸(PO₄³⁻) 0.5
塩化物(Cl⁻) 6.0
クエン酸、ギ酸 0.5
糖、有機酸、ペプチド、未確認物質 8.5

アミノ酸、有機酸、塩などの集合体として存在しています[19a]

また、角質層内の主な水分は、天然保湿因子(NMF)の分子に結合している結合水と水(液体)の形態をした自由水の2種類の状態で存在しており、以下の表のように、

角質層内の水の種類 定義
結合水 一次結合水 角質層の構成分子と強固に結合し、硬く乾燥しきった角質層の中にも存在する水です。
二次結合水 角質層の構成分子と非常に速やかに結合するものの、乾燥した状態でゆっくりと解離するような比較的弱い結合をしている水の分子のことをいい、温度や湿度など外部環境によって比較的容易に結合と解離を繰り返す可逆的な水です。
自由水 二次結合水の容量を超えて角質層が水を含んだ場合に液体の形で角質層内に存在する水であり、この量が一定量を超えると過水和となり、浸軟した(ふやけた)状態が観察されます。

それぞれこのような特徴を有しています[20a][19b]

角質層の柔軟性は、水分量10-20%の間で自然な柔軟性を示す一方で、水分量が10%以下になると角層のひび割れ、肌荒れが生じると考えられており、種々の原因により角質層の保湿機能が低下することによって水分量が低下すると、皮膚表面が乾燥して亀裂、落屑、鱗屑などを生じるようになることから、角層に含まれる水分量が皮膚表面の性状を決定する大きな要因として知られています[20b]

このような背景から、角層の水分量が低下している場合に角層水分量を増加することは、皮膚の乾燥、ひび割れ、肌荒れの予防や改善において重要なアプローチのひとつであると考えられています。

2017年にニチレイバイオサイエンスによって報告されたブタ由来プラセンタエキス(高圧抽出)のヒト角層水分量への影響検証によると、

– ヒト使用試験 –

21名の女性被検者の半顔に高圧抽出プラセンタエキスを1日3回8週間にわたって塗布し、残りの半顔は無塗布とし、試験開始から4週間および8週間後にそれぞれの角層水分量を測定したところ、以下の表のように、

  角層水分量
塗布時 4週間後 8週間後
有効数(人数) 18 21
無効数(人数) 3 0
塗布部位平均値 51.4 53.0 55.5
無塗布部位平均値 51.3 44.7 43.8
平均値の差 +0.1 +8.3 +11.7

高圧抽出プラセンタエキス塗布部位は、無塗布部位と比較して角層水分量の増加を示し、保湿作用を有していることが確認された。

このような試験結果が明らかにされており[3b]、高圧抽出プラセンタエキスに角層水分量増加による保湿作用が認められています。

高圧抽出プラセンタエキスの角層水分量増加に起因する主な成分は、様々なアミノ酸含有量の高さであると考えられます。

また、水抽出による通常のプラセンタエキスもアミノ酸は含有されていますが、高圧抽出と比較すると含有量は低く、通常のプラセンタエキスは塗布によるヒト二重盲検試験において角層水分量の有意な増加は認められなかったと報告されています[16b]

2.3. 配合目的についての補足

プラセンタは、1956年に医薬品注射薬として認可されてから60年以上の使用実績があり、臨床研究データ数は蓄積されているものの、基礎研究が行われ始めたのは化粧品や健康食品で一般にも幅広く使用され始めた近年であり、まだ作用メカニズムがほとんど明らかになっていないのが現状です。

化粧品においては、2015年にはin vitro試験においてプラセンタエキスに活性酸素種の消去作用およびその成分物質の同定[21][22]、表皮角化細胞増殖促進作用(ターンオーバー促進)[23]、2016年には皮膚真皮層で肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンを産生する線維芽細胞の増殖促進作用[24]などが報告されており、ヒト皮膚におけるこれらの効果は今後の研究報告が待たれる状況ですが、プラセンタエキスの研究自体は着実に進んでいると考えられます。

3. 安全性評価

プラセンタエキスの現時点での安全性は、

  • 外原規2021規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2021に収載
  • 医薬部外品有効成分に承認
  • 2002年からの使用実績(ブタ由来)
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし
  • 眼刺激性:詳細不明
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし(データなし)

このような結果となっており、化粧品および医薬部外品配合量および通常使用下において、一般に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

3.1. 皮膚刺激性

スノーデンの安全性データ[25]によると、

  • [動物試験] 3匹のウサギの剃毛した皮膚4箇所のうち2箇所は擦過させ、他の2箇所は無処置とし、擦過部位および無処置部位1箇所に2%ブタ由来プラセンタエキス(水抽出)配合スキンローション0.05mLを均一に24時間塗布し、残りの擦過部位および無処置部位1箇所は対照として未配合スキンローションを同様に塗布した。除去直後および1,24,48および72時間後に皮膚刺激性を評価したところ、この試験製剤は皮膚刺激剤ではなかった

このように記載されており、試験データをみるかぎり皮膚刺激なしと報告されているため、一般に皮膚刺激性はほとんどないと考えられます。

3.2. 眼刺激性

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細不明です。

3.3. 皮膚感作性(アレルギー性)

ブタ由来プラセンタエキスは、アレルギーの原因物質やステロイドホルモンは除去されており[6d][26]、2002年からの使用実績がある中で重大な皮膚感作の報告がみあたらないため、化粧品および医薬部外品配合量および通常使用下において、一般に皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

4. 参考文献

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