アーモンドとは…成分効果と毒性を解説

スクラブ
アーモンド
[化粧品成分表示名称]
・アーモンド

バラ科植物アーモンド(学名:Prunus amygdalus dulcis 英名:Almond)の種子の粉末です。

化粧品に配合される場合は、

これらの目的で洗顔料、ボディケア製品、ボディソープ、ボディ石鹸に使用されています。

スクラブ

スクラブに関しては、物理的に古い角質を除去する天然のスクラブ剤として古くから用いられており(文献2:1990)、洗顔料、ボディケア製品、ボディソープ製品、ボディ石鹸などに使用されています。

実際の使用製品の種類や数および配合量は、海外の2002年の調査結果になりますが、以下のように報告されています。

アーモンドの配合製品数と配合量の調査結果(2002年)

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アーモンドの安全性(刺激性・アレルギー)について

アーモンドの現時点での安全性は、

  • 30年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし
  • 眼刺激性:ほとんどなし
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

Cosmetic Ingredient Reviewの安全性データ(文献1:1983)によると、

  • [ヒト試験] 19人の被検者に0.01%アーモンドを含む石鹸を対象に単回皮膚刺激性試験を実施したところ、PII(Primary Irritation Index:皮膚一次刺激性指数)は0.05/4.0であり、この試験物質は実質的に非刺激に分類された(Cosmetic Toiletry and Fragrance Association,1977)
  • [ヒト試験] 86人の被検者に0.01%アーモンドを含む石鹸を対象にHRIPT(皮膚刺激&感作試験)を実施したところ、試験期間を通じていずれの被検者も皮膚刺激および皮膚感作を示さなかった(Cosmetic Toiletry and Fragrance Association,1977)

と記載されています。

試験データをみるかぎり、共通して皮膚刺激および皮膚感作なしと報告されているため、皮膚刺激性および皮膚感作性はほとんどないと考えられます。

眼刺激性について

Cosmetic Ingredient Reviewの安全性データ(文献1:1983)によると、

  • [動物試験] 6匹のウサギの片眼に未希釈のアーモンドを適用し、適用後7日目まで眼刺激性を評価したところ、この試験物質は実質的に非刺激剤に分類された(Cosmetic Toiletry and Fragrance Association,1974)

と記載されています。

試験データをみるかぎり、眼刺激なしと報告されているため、眼刺激性はほとんどないと考えられます。

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アーモンドはスクラブ剤にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:スクラブ剤

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文献一覧:

  1. Cosmetic Ingredient Review(1983)「Final Report on the Safety Assessment of Sweet Almond Oil and Almond Meal」Journal of the American College of Toxicology(2)(5),85-99.
  2. 柴谷 順一, 他(1990)「最近の化粧品用樹脂の動向」色材協会誌(63)(4),217-225.

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