AHA(アルファヒドロキシ酸)とは…成分効果と毒性を解説

ピーリング成分 保湿成分 美白成分

抗老化成分 pH調整剤
AHA(アルファヒドロキシ酸)

AHAとは、アルファヒドロキシ酸(Alpha Hydroxy Acid)のイニシャルをとった略称で、アハと呼ぶこともあります。

AHAには、グリコール酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの有機酸があり、化粧品としてよく使われるのは、グリコール酸や乳酸が多いです。

天然のAHAは、サトウキビやブドウの実や葉からグリコール酸が、ハチミツや発酵乳からは乳酸が得られますし、ワインには酒石酸、果物から得られたリンゴ酸やクエン酸はフルーツ酸と呼ばれることもあります。

グリコール酸や乳酸は化学合成からも得られます。

AHAには、隣り合った角質細胞の接着を弱めて、皮膚表面の古い角質を除去することによって肌のターンオーバー(新陳代謝)を円滑に促す効果があるため、大きく分けて以下の4つの効果が期待できます。

  • 肌をなめらかにしてシワを目立たなくする
  • 保湿効果を高め、乾燥肌を改善する
  • メラニン色素の排出を促して、色白肌を保つ
  • 毛穴のふさがりを改善し、ニキビを防止する

角質を除去するピーリング効果がクローズアップされていますが、保湿や美白、抗シワや毛穴ケアなど、あらゆる効果が期待できるオールラウンドな成分であることがわかってもらえると思います。

また、pH調節作用もあるので、pH調整剤としてリンゴ酸などが配合されることもあります。

グリコール酸が高濃度配合された化粧品は、ケミカルピーリング剤としてピーリングやニキビ改善目的で医師によって使用されています。

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AHAの安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について

化粧品での使用頻度が高いのはグリコール酸ですが、AHAは体にも存在している有機酸なので毒性という点では心配ありません。

ただし、高濃度だと医療行為しか使用が許可されていないことからも察しがつくように、刺激が強い成分(∗1)で、化粧品だとおよそ3~5%の配合が効果と刺激の妥当なラインのようです。

∗1 AHAの中ではグリコール酸は最も刺激が弱い成分です。

ピーリングを必要としている肌は刺激に敏感な可能性が高く、安全性は高いといってもしみたり、ピリピリすることは十分考えられるため、乾燥肌や敏感肌の方はメリットよりもデメリットのほうが高く使用をおすすめしません。

ピーリング剤が配合された化粧品がでまわったのは2007年くらいですが、当時は10%~20%の高濃度のものもあり、中には医師が使うケミカルピーリング剤より高濃度であることをウリにする化粧品もありました。

エステでも美顔術として高濃度配合のピーリング剤が使われていましたが、トラブルが多発していた事実があり、現在は濃度も低くなって安全性は高まっていますが刺激性のリスクはあるので、個々の化粧品によって判断は変わってきますが使用には注意が必要です。

参考までに化粧品毒性判定事典によると、グリコール酸は毒性なし(∗1)となっており、毒性に関しては心配する必要はありません。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

AHAはピーリング成分、美白成分、保湿成分、抗老化成分、安定化成分にカテゴライズされています。

それぞれの成分一覧は以下からお読みください。

参考:ピーリング成分一覧 美白成分一覧 保湿成分一覧 抗シワ(抗老化)成分一覧 安定化成分一覧

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