(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーとは…成分効果と毒性を解説

感触調整粉体
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー
[化粧品成分表示名称]
・(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー

メチコンシルセスキオキサンをビニルジメチルポリシロキサンで架橋した重合体で、粒径5~30μmの球状シリコーン複合粉末です。

ゴムとレジンの特性により撥水性の滑らかな感触、弾力のある柔軟性、分散性を有するため、化粧品に配合される場合は、ウォータープルーフ効果のパウダー型ファンデーション、チーク、コンシーラー、化粧下地、アイライナー、アイシャドー、口紅などメイクアップ化粧品に広く使用されています。

実際の使用製品の種類や数および配合量は、海外の2012年の調査結果になりますが、以下のように報告されています。

ちなみに製品タイプのリーブオン製品というのは付けっ放し製品という意味で、主にスキンケア化粧品やメイクアップ化粧品などを指し、リンスオフ製品というのは洗浄系製品を指します。

(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーの配合製品数と配合量の調査結果(2012年)

スポンサーリンク

(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーの安全性(刺激性・アレルギー)について

(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーの現時点での安全性は、皮膚刺激性はほとんどなく、眼刺激性はデータ不足により詳細不明ですが、皮膚感作性(アレルギー性)の報告もないため、安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

“Cosmetic Ingredient Review”の「Safety Assessment of Dimethicone Crosspolymers as Used in Cosmetic」(文献1:2014)によると、

  • [動物試験] 6匹のウサギの無傷および擦過した皮膚に100%(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー0.5mLを閉塞パッチ適用したところ、一次皮膚刺激スコアは0.25であり、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーは一次刺激物質ではないと結論付けられた(Shm-Etsu,2012a)
  • [動物試験] 10匹のモルモットに50%(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー0.1g適用した皮膚感作性試験を実施したところ、感作反応は観察されなかった(Shm-Etsu,2012b)

と記載されています。

試験データをみるかぎり、刺激性および感作性なしと報告されているため、皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられます。

眼刺激性について

詳細な試験データがみあたらないため、データ不足により詳細は不明です。

化粧品毒性判定事典による毒性判定について

化粧品成分名 判定
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 掲載なし

参考までに化粧品毒性判定事典によると、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーは掲載なしとなっていますが、試験データをみるかぎり、安全性に問題はないと考えられます。

∗∗∗

(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーはその他にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:その他

∗∗∗

文献一覧:

  1. “Cosmetic Ingredient Review”(2014)「Safety Assessment of Dimethicone Crosspolymers as Used in Cosmetic」,<http://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1091581814524963> 2018年6月2日アクセス.

スポンサーリンク

TOPへ