窒素とは…成分効果と毒性を解説

噴射剤
窒素
[化粧品成分表示名称]
・窒素

地球大気の約78%を占める気体の分子です。

化粧品成分に窒素が記載されている場合、液体を霧状に噴射する噴射剤の圧縮ガスとしてミスト状化粧水、花粉防止スプレー、ヘアフレグランスなどに使用されます。

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窒素の安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について

窒素の現時点での安全性は、空気中に高濃度(80%以上)で存在しており、高濃度で吸入および曝露しても生体にまったく影響がないため、皮膚刺激性および眼刺激性はなく、皮膚感作性(アレルギー性)もないため、安全性の極めて高い成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

安全性を調査するために、国内外を問わず信頼性が高いと思われる安全性データシート(∗1)やレポートを参照しています。

∗1 安全性データシートとは、化粧品製造会社や化粧品販売会社のために提供されている成分の安全性データが記載されているシートで、一般消費者向けの資料ではありませんが、安全性を考える上で重要なエビデンスのひとつとなるため、一部引用させていただいています。

吸入(ガス)、皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)について

厚生労働省が運営している”職場のあんぜんサイト”の安全データシート(文献1:2010)によると、

  • 窒素は高濃度(80%以上)で空気中に存在し、毒性学的には他に生理的影響のない単純な窒息剤であり、すべては生命維持に必要な酸素の供給次第であり、したがって空気中80%以上の濃度の吸入および曝露により影響がないため区分外(高い安全性)に相当する

と記載されています。

窒素は空気中に高濃度(80%以上)で存在しており、高濃度で吸入しても生体に影響がないため、吸入による生体への影響、皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はないと考えられます。

眼刺激性について

試験データはみあたりませんが、窒素は空気中に高濃度(80%以上)で存在しており、高濃度で吸入しても生体に影響がないため、眼刺激性はないと考えられます。

化粧品毒性判定事典による毒性判定について

化粧品成分名 判定
窒素 毒性なし

参考までに化粧品毒性判定事典によると、窒素は毒性なし(∗2)となっており、高濃度で吸入および曝露しても生体に影響がないため、安全性は極めて高いと考えられます。

∗2 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

窒素はその他の成分にカテゴライズされています。

それぞれの成分一覧は以下からお読みください。

参考:その他の成分

∗∗∗

文献一覧:

  1. “職場のあんぜんサイト”(2010)「安全データシート 窒素」, <http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/7727-37-9.html> 2018年4月1日アクセス.

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