ミリスチン酸Mgとは…成分効果と毒性を解説

粉体系増粘剤 感触調整粉体
ミリスチン酸Mg
[化粧品成分表示名称]
・ミリスチン酸Mg

[医薬部外品名]
・ミリスチン酸マグネシウム

ミリスチン酸のマグネシウム塩であり、白色の微細なかさ高い粉末です。

粉体同士がくっついてダマになってしまうのを防ぐ働きがあり、化粧品に配合される場合は、皮膚に対する付着性を高め、滑らかな感触をつくる目的で主にパウダーファンデーション、ルースパウダー、チーク、パウダーアイシャドーなどパウダー系メイクアップ化粧品に使用されます。

実際の配合製品数や配合量の範囲は、海外の2006-2008年の調査結果になりますが、以下のように報告されています。

ミリスチン酸Mgの配合製品数と配合量の調査(2006-2008年)

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ミリスチン酸Mgの安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について

ミリスチン酸Mgの現時点での安全性は、皮膚刺激性はほとんどなく、中等~重度の眼刺激性はありますが、皮膚感作(アレルギー)の報告もないため、安全性の高い成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

“Cosmetic Ingredient Review”の「Final Report of the Amended Safety Assessment of Myristic Acid and Its Salts and Esters as Used in Cosmetics」(文献1:2010)によると、

  • ミリスチン酸Mgは、現在の使用状況および化粧品での配合量において安全である

と記載されています。

詳細な試験データはみあたりませんが、一般的な使用において安全であると報告されているため、皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられます。

眼刺激性について

詳細な試験データはみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

化粧品毒性判定事典による毒性判定について

化粧品成分名 判定
ミリスチン酸Mg 毒性なし

参考までに化粧品毒性判定事典によると、ミリスチン酸Mgは毒性なし(∗1)となっており、安全性に問題ないと考えられます。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

ミリスチン酸Mgはその他にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:その他

∗∗∗

文献一覧:

  1. “Cosmetic Ingredient Review”(2010)「Final Report of the Amended Safety Assessment of Myristic Acid and Its Salts and Esters as Used in Cosmetics」,<https://online.personalcarecouncil.org/ctfa-static/online/lists/cir-pdfs/PR504.pdf> 2018年6月6日アクセス.

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