プルランとは…成分効果と毒性を解説

増粘剤 皮膜形成剤
プルラン
[化粧品成分表示名称]
・プルラン

ブドウ糖(グルコース)が1,000個ほどつながった高分子の水溶性多糖類です。

多くの水酸基をもっており、温水や冷水のいずれにもよく溶け、保湿性も備わっています。

化粧品に配合される場合は、水によく溶けて水にとろみを与えるため、増粘剤として感触調整に使用されます。

また、フィルム状に密着する性質もあるため、皮膜形成効果も与えます。

実際の配合製品数や配合量の範囲は、海外の調査結果になりますが、以下のように報告されています。

ちなみに製品タイプのリーブオン製品というのは付けっ放し製品という意味で、主にスキンケア化粧品やメイクアップ化粧品などを指し、リンスオフ製品というのは洗浄系製品を指します。

プルランの配合製品数と配合量の調査(2011-2012年)

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プルランの安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について

プルランの現時点での安全性は、食品添加物として広く使用されており、高分子の水溶性多糖類で、皮膚刺激性はほとんどなく、眼刺激性に関してはデータ不足のため詳細不明ですが、重大なアレルギー(皮膚感作)の報告もないため、安全性の高い成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

試験結果や安全性レポートはみあたりませんが、食品添加物としてソースやドレッシングなどの増粘剤として広く使用されていること、また高分子の多糖類であるため、皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられます。

眼刺激性について

試験結果や安全性レポートはみあたりませんが、高分子の水溶性多糖類であるため、刺激性はほとんどなしまたはあったとしても最小限の眼刺激性だと推測できますが、データ不足のため詳細は不明です。

化粧品毒性判定事典による毒性判定について

化粧品成分名 判定
プルラン 毒性なし

参考までに化粧品毒性判定事典によると、プルランは毒性なし(∗2)となっており、毒性に関してはほとんどないと考えられます。

∗2 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

プルランはその他にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:その他

∗∗∗

文献一覧:

  1. “Cosmetic Ingredient Review”(2016)「Safety Assessment of Microbial Polysaccharide Gums as Used in Cosmetics」,<http://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1091581816651606> 2017年11月27日アクセス.

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