ナイロン-6とは…成分効果と毒性を解説

感触調整粉体
ナイロン-6
[化粧品成分表示名称]
・ナイロン-6

ポリアミド系の線維(ナイロンポリマー)で球状パウダーから繊維状まで様々な形状で供給されている5~10μmの微粒子粉体です。

化粧品に配合される場合は、パウダー状のナイロン-6は体質顔料として肌触りをなめらかにする目的でファンデーション、ルースパウダー、プレストパウダーなどメイクアップ化粧品に使用されます。

また、繊維状のナイロン-6は、まつげを太く長く見せる効果目的でマスカラ、ブロウジェル、まつげ美容液などに使用されます。

実際の使用製品の種類や数および配合量は、海外の2011-2012年の調査結果になりますが、以下のように報告されています。

ちなみに製品タイプのリーブオン製品というのは付けっ放し製品という意味で、主にスキンケア化粧品やメイクアップ化粧品などを指し、リンスオフ製品というのは洗浄系製品を指します。

ナイロン-6の配合製品数と配合量の調査結果(2011-2012年)

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ナイロン-6の安全性(刺激性・アレルギー)について

ナイロン-6の現時点での安全性は、皮膚刺激性はほとんどなく、眼刺激性はデータ不足のため詳細不明ですが、皮膚感作性(アレルギー性)の報告もないため、安全性に問題のない成分であると考えられます。

ただし、ごくまれにアレルギー体質またはアレルギー性皮膚炎の発症歴がある場合にナイロンでかゆみが起こるケースがあるため、該当する場合は注意が必要です。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

“Cosmetic Ingredient Review”の「Safety Assessment of Nylon as Used in Cosmetics」(文献1:2014)によると、

  • ナイロン-6は、現在の使用状況および化粧品の配合量で安全である

と記載されています。

詳細な試験データはみあたりませんが、長い使用実績があり、皮膚刺激はほとんどなく、皮膚感作(アレルギー)の報告もないため、皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられます。

ただし、ごくまれにアレルギー体質またはアレルギー性皮膚炎の発症歴がある場合にナイロンでかゆみが起こるケースがあり、とくにナイロンが使用されている衣類のナイロン使用部位でかゆみを感じる場合をはじめ顔にかゆみを感じる場合は注意が必要です。

眼刺激性について

“Cosmetic Ingredient Review”の「Safety Assessment of Nylon as Used in Cosmetics」(文献1:2014)によると、

  • ナイロン-6は、現在の使用状況および化粧品の配合量で安全である

と記載されています。

詳細な試験データがみあたらないため、データ不足により詳細は不明です。

化粧品毒性判定事典による毒性判定について

化粧品成分名 判定
ナイロン-6

参考までに化粧品毒性判定事典によると、ナイロン-6は■(∗1)となっていますが、これは合成ポリマーの共通判定であり、試験データをみるかぎり、安全性に問題はないと考えられます。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

ナイロン-6はその他にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:その他

∗∗∗

文献一覧:

  1. “Cosmetic Ingredient Review”(2014)「Safety Assessment of Nylon as Used in Cosmetics」,<http://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1091581814563524> 2018年6月2日アクセス.

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