加水分解水添デンプンとは…成分効果と毒性を解説

保湿成分
加水分解水添デンプン
[化粧品成分表示名称]
・加水分解水添デンプン

トウモロコシ由来のデンプンを分解するとできるブドウ糖、麦芽糖、デキストリンなどが混ざったもの(コーンシロップ)に水素を結合させて安定性を高めた糖質の粉末です。

グルコースやトレハロースと同等の高い保湿性が期待されている成分で、グリコシルトレハロースの製造時に一緒にできるため、グリコシルトレハロースが配合された化粧品には加水分解水添デンプンも配合されていることが多いです。

化粧品に配合される場合は、グリコシルトレハロースと併用して保湿目的でスキンケア化粧品、ボディ&ハンドケア化粧品、洗顔料、ヘアケア製品などに幅広く使用されています。

実際にどのような製品に配合されているかというと、海外の2015年の調査結果になりますが、以下のように報告されています。

ちなみに表の中の製品タイプのリーブオン製品というのは付けっ放し製品という意味で、主にスキンケア化粧品やメイクアップ化粧品などを指し、リンスオフ製品というのは洗浄系製品を指します。

加水分解水添デンプンの配合製品数と配合量の調査結果(2015年)

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加水分解水添デンプンの安全性(刺激性・アレルギー)について

加水分解水添デンプンの現時点での安全性は、皮膚刺激性および眼刺激性はほとんどなく、重大なアレルギー(皮膚感作)の報告もないため、安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性について

詳細な試験データはみあたりませんが、糖質のため構造的に皮膚刺激を起こす可能性が低いことと、実際に1,000以上の化粧品に配合されていながら皮膚刺激の報告はみあたらないため、現時点では皮膚刺激性が生じる可能性は低いと考えられます。

眼刺激性について

詳細な試験データはみあたりませんが、糖質であり構造的に眼刺激を起こす可能性が低いため、眼刺激性を起こす可能性は低いと考えられます。

皮膚感作性(アレルギー性)について

安全性データはみあたりませんが、糖質であり構造的にアレルギーを起こす可能性が低く、国内で重大な皮膚感作(アレルギー)の報告もみあたらないため、現時点では皮膚感作(アレルギー)を起こす可能性は低いと考えられます。

化粧品毒性判定事典による毒性判定について

化粧品成分名 判定
加水分解水添デンプン 掲載なし

参考までに化粧品毒性判定事典によると、加水分解水添デンプンは掲載なし(∗1)となっています。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

加水分解水添デンプンは保湿成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:保湿成分

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