ヒドロキシプロリンとは…成分効果と毒性を解説

保湿成分 抗老化成分
ヒドロキシプロリン
[化粧品成分表示名称]
・ヒドロキシプロリン

[医薬部外品表示名称]
・L-オキシプロリン

[慣用名]
・L-ヒドロキシプロリン

微生物を使用した発酵法により製造される天然保湿因子に含まれるアミノ酸の一種の白色粉末です。

L-オキシプロリンやL-ヒドロキシプロリンとも呼ばれます。

ヒドロキシプロリンはコラーゲンの中だけに多量に含まれており(∗1)、ほかのタンパク質には見出されないアミノ酸なので、ヒドロキシプロリンの存在がコラーゲンの存在の証明になるといった面があります。

∗1 エラスチンにも含まれていますが、多量なのはコラーゲンのみなのでコラーゲンを特徴づけるといっても過言ではありません。

コラーゲンとヒドロキシプロリンの関係性をさらにわかりやすくするために、コラーゲンの仕組みを簡単に解説します。

コラーゲンの構造

上の図のように、コラーゲンは3つのアミノ酸が螺旋のような配列で構成されており、この構造をコラーゲンヘリックスと呼ばれますが、この3つのアミノ酸はグリシン-プロリン-ヒドロキシプロリンです。

参考:グリシンの成分効果と毒性を解説  プロリンの成分効果と毒性を解説

少し専門的になるので知らなくてもいいのですが、コラーゲンは元々はグリシン-プロリン-プロリンという構造をしており、この状態をプロトプロコラーゲン(幼児期のコラーゲン)といいますが、グリシンがくっついた真ん中のプロリンにプロリン水酸化酵素が作用することでグリシン-プロリン-ヒドロキシプロリンというプロコラーゲンに成長します。

コラーゲン中のヒドロキシプロリンは、コラーゲンと同等以上の保湿効果を示し、コラーゲンの産生や表皮細胞の増殖を促進するので優れた保湿効果や皮膚老化防止目的で化粧品に配合されます。

また、ヒドロキシプロリンにはアセチル化処理することで保湿効果や皮膚吸収性を格段に高めたアセチルヒドロキシプロリンもあるので合わせて参考にしてください。

参考:アセチルヒドロキシプロリンの成分効果と毒性を解説

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ヒドロキシプロリンの安全性(刺激性・アレルギー)について

もともと生体内で産生される成分で、公開されている様々な安全データをみても刺激性や毒性はなく、アレルギーや副作用の報告もないため安全性の高い成分であると考えられます。

参考までに化粧品毒性判定事典によると、ヒドロキシプロリンは毒性なし(∗1)となっています。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

ヒドロキシプロリンとセットで使用される成分と効果

・リン酸アスコルビルMgとヒドロキシプロリンを含んだリポソームとして、以下の成分表示順で使用されます。ヒアルロニダーゼ生成抑制、グルコサミノグルカン合成促進。
水、エタノール、レシチン、ルチニル二硫酸2Na、ヒドロキシプロリン、ソルビトール、リン酸アスコルビルMg、トコフェロール、パルミチン酸アスコルビル、ステアリン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、クエン酸

基本的な配合量の多い成分表示順は上記の通りですが、1%以下の成分は順不同に表示されるので、製品によっては表示順が異なっている場合があります。

∗∗∗

ヒドロキシプロリンは保湿成分と抗老化成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:保湿成分 抗老化成分

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