グリコシルトレハロースとは…成分効果と毒性を解説

保湿成分
グリコシルトレハロース
[化粧品成分表示名称]
・グリコシルトレハロース

トウモロコシデンプンを分解してつくられるトレハロースに数個のグルコース(ブドウ糖)が結合した多糖体です。

グリコシルトレハロースをつくる製造過程では、同じく保湿効果に優れた加水分解水添デンプンも同時にできるため、グリコシルトレハロースを配合した化粧品には加水分解水添デンプンも含まれていることが多いです。

トレハロースは、乾燥した状態や極低温のもとで細胞の死滅を防止することが試験で明らかになっています。

これは乾燥地帯の生物の生命維持とトレハロースの関わりをみても明らかで、乾燥地帯で生息している生物にトレハロースが多く見出されており、トレハロースが生物に欠かせない水分を保持する役目を担っていると推測されています。

代表的な例として、復活草と呼ばれる砂漠に自生するイワヒバの一種が、50年以上乾燥環境におかれても水を与えるとわずかな時間で活発に成長をはじめたり、完全に乾燥していると思われたクマムシが水を得ることで活発に動き回ることがあげられており、これらの生物に共通している点は、生体内に高濃度のトレハロースが存在していることで、そのトレハロースが細胞に対してなんらかの保護作用をしているのではないかと考えられています。

身近な例でいうと、シイタケは乾燥重量比で約20%のトレハロースを含んでいることがわかっていますが、乾燥シイタケを水で戻すことができるのはトレハロースのおかげといえます。

化粧品で使用される場合は、温度や湿度の変化、外的刺激、体調不良およびストレスなどによる皮膚の乾燥から保護し、潤いを長時間保つ保湿作用に優れているため、保湿化粧品をはじめ、様々な化粧品や

外的刺激や体調やストレスなど様々な要因からカサつきや肌荒れなどの異常状態になることがあり、大きな原因として温度や湿度の変化がありますが、トレハロースは、他の保湿剤と比較して、とくに乾燥状態の空気のもとでの肌保護効果や保湿作用に優れており、多方面で配合されています。

また、しっとりしていてもベタつきはなく皮膜感のある感触を与えます。

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グリコシルトレハロースの安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について

グリコシルトレハロースの現時点での安全性は、皮膚刺激性や毒性および眼刺激性はほとんどなく、重大なアレルギー(皮膚感作)の報告もないため、安全性の高い成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性について

安全性データはみあたりませんが、多糖類のため構造的に皮膚刺激を起こす可能性が低いことと、実際に1,000以上の化粧品に配合されていながら皮膚刺激の報告はみあたらないため、現時点では皮膚刺激性のはほとんどないと考えられます。

眼刺激性について

安全性データはみあたりませんが、多糖類であり構造的に眼刺激を起こす可能性が低いため、現時点では眼刺激性を起こす可能性はほとんどないと考えられます。

皮膚感作性(アレルギー性)について

安全性データはみあたりませんが、多糖類であり構造的にアレルギーを起こす可能性が低く、国内で重大な皮膚感作(アレルギー)の報告もみあたらないため、現時点では皮膚感作(アレルギー)を起こす可能性はほとんどないと考えられます。

化粧品毒性判定事典による毒性判定について

化粧品成分名 判定
グリコシルトレハロース 毒性なし

参考までに化粧品毒性判定事典によると、グリコシルトレハロースは毒性なし(∗1)となっており、毒性に関しては心配する必要はありません。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

グリコシルトレハロースは保湿成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:保湿成分

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