オクラ果実エキスとは…成分効果と毒性を解説

保湿成分
オクラ果実エキス
[化粧品成分表示名称]
・オクラ果実エキス

[医薬部外品表示名称]
・オクラエキス

アオイ科植物オクラ(学名:Hibiscus Esculentus = Abelmoschus esculentus 英名:okra)の果実からで抽出して得られるエキスです。

オクラ果実エキスの成分組成は、抽出方法や天然成分のため国や地域および時期によって変化がありますが、主に、

などで構成されています(文献1:2006)

オクラはアフリカ北東部を原産とする熱帯地域における多年草で、何年も繰り返し果実をつけますが、日本では冬越しができないため一年草となります。

日本でも若い果実が食用果実として1970年代から広く普及しています。

オクラに含まれている粘性の液体はペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、コレステロールを減らす効果が多数報告されています(文献3:1973)

他の成分としては、ビタミン類(A,B₁,B₂,C)、ミネラル、カルシウム、カリウムなどが含まれます。

化粧品に配合される場合は、

  • 角質水分量増加および経表皮水分量蒸散抑制による保湿作用

これらの目的で、スキンケア化粧品、メイクアップ化粧品、洗顔料など様々な製品に使用されます(文献2:2018)

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オクラ果実エキスの安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について

オクラ果実エキスの現時点での安全性は、外原規2006規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2006に収載されており、10年以上の使用実績があり、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられます。

ただし、詳細な試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

化粧品配合量および通常使用下において、一般的に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

眼刺激性について

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細は不明です。

化粧品毒性判定事典による毒性判定について

化粧品成分名 判定
オクラ果実エキス 毒性なし

参考までに化粧品毒性判定事典によると、オクラ果実エキスは毒性なし(∗1)となっており、安全性に問題ない成分であると考えられます。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

オクラ果実エキスは保湿成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:保湿成分

∗∗∗

文献一覧:

  1. 日光ケミカルズ(2006)「植物・海藻エキス」新化粧品原料ハンドブックⅠ,364.
  2. 一丸ファルコス株式会社(2018)「フィトヒアロン B」技術資料.
  3. 川端 晶子(1973)「蔬菜類のペクチン含有量について」栄養学雑誌(31)(1),32-36.

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