トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパンとは…成分効果と毒性を解説

エモリエント成分 ベース
トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン
[化粧品成分表示名称]
・トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン(改正名称)
・トリオクタン酸トリメチロールプロパン(旧称)

[医薬部外品表示名称]
・トリ2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン

化学構造的に多価アルコールの一種であるトリメチロールプロパンに炭素数8の飽和脂肪酸(中鎖脂肪酸)である2-エチルヘキサン酸(カプリル酸:オクタン酸)を3つ結合したエステル油(多価アルコール脂肪酸エステル)です。

化粧品に配合される場合は、

これらの目的で、スティック状メイクアップ化粧品、メイクアップ化粧品、スキンケア化粧品などに使用されています。

エモリエント作用

エモリエント作用に関しては、化学的にも微生物学的にも安定しており、油性感が少なくサッパリした感触を有し、展延性(∗1)および滑らかに優れたエモリエント剤として、口紅やリップグロスなどのリップ系メイクアップ化粧品、メイクアップ化粧品、スキンケア化粧品などに使用されています(文献1:2015;文献2:-)

∗1 展延性とは、柔軟に広がり、均等に伸びる性質のことで、薄く広がり伸びが良いことを指します。

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トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパンの安全性(刺激性・アレルギー)について

トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパンの現時点での安全性は、

  • 外原規2006規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2006に収載
  • 10年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし(データなし)
  • 眼刺激性:詳細不明
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし(データなし)

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

医薬部外品原料規格2006に収載されており、10年以上の使用実績がある中で重大な皮膚刺激および皮膚感作の報告がみあたらないため、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

眼刺激性について

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細は不明です。

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トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパンはエモリエント成分、ベース成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:エモリエント成分 ベース成分

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文献一覧:

  1. 宇山 光男, 他(2015)「トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン」化粧品成分ガイド 第6版,72.
  2. 日本精化株式会社(-)「FineNeo 308」技術資料.

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