冷感成分（清涼化成分）の解説と成分一覧
冷感成分（清涼化成分）の定義
冷感成分（清涼化成分）とは、皮膚や頭皮に清涼感を付与するために用いられる成分のことをいいます[1a][2]。
種類
冷感成分には、以下のように、
| 種類 | 解説 |
|---|---|
| 化学的冷感 | 蒸発する際の気化熱を利用して皮膚や頭皮の熱を奪い、実際の温度を下げ、蒸発し終わるとそれにともない熱を奪う作用もなくなります |
| 感覚的冷感 | 皮膚や頭皮に存在する冷刺激受容体を刺激し、成分が皮膚や頭皮に存在する間は感覚的な清涼感を感じます |
これら2種類が存在します[1b]。
冷感成分の配合目的
皮膚や頭皮にすがすがしくさわやかな清涼感を付与する目的で、化学的冷感成分や感覚的冷感成分が単独もしくは両者を組み合わせて使用されています[1c][3]。
参考文献
- ⌃ab岩崎 敬治・三部 晶子（2003）「清涼化剤」化粧品事典,559-560.
- ⌃薬科学大辞典編集委員会（2013）「清涼剤」薬科学大辞典 第5版,857.
- ⌃薬科学大辞典編集委員会（2013）「清涼感」薬科学大辞典 第5版,857.
冷感成分（清涼化成分）一覧
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| 医薬部外品表示名 | d-カンフル |
|---|---|
| 配合目的 | 局所刺激による血行促進作用、清涼感付与効果、可塑 など |
| 化学式 |  |
| レポート | → 基本情報・配合目的・安全性ページ |
| 医薬部外品表示名 | dl-カンフル |
|---|---|
| 配合目的 | 局所刺激による血行促進作用、清涼感付与効果、可塑 など |
| 化学式 | |
| レポート | → 基本情報・配合目的・安全性ページ |
| 医薬部外品表示名 | dl-メントール |
|---|---|
| 配合目的 | TRPM8活性化による冷涼感付与効果、ハッカ様香気の賦香 など |
| 化学式 |  |
| レポート | → 基本情報・配合目的・安全性ページ |
| 医薬部外品表示名 | l-メントール |
|---|---|
| 配合目的 | TRPM8活性化による冷涼感付与効果、ハッカ様香気の賦香 など |
| 化学式 | |
| レポート | → 基本情報・配合目的・安全性ページ |
| 化粧品表示名 医薬部外品表示名 | エタノール |
|---|---|
| 配合目的 | 溶剤・基剤、収れん作用、揮発性による清涼感付与効果、防腐補助、乾燥促進による整髪 など |
| 化学式 |  |
| レポート | → 基本情報・配合目的・安全性ページ |
| 化粧品成分表示名 | カンフル |
|---|---|
| 配合目的 | 局所刺激による血行促進作用、清涼感付与効果、可塑 など |
| 化学式 | |
| レポート | → 基本情報・配合目的・安全性ページ |
| 医薬部外品表示名 | 酢酸リナリル変性アルコール |
|---|---|
| 配合目的 | 溶剤・基剤、収れん作用、揮発性による清涼感付与効果、防腐補助、乾燥促進による整髪 など |
| 化学式 |  |
| レポート | → 基本情報・配合目的・安全性ページ |
| 化粧品成分表示名 医薬部外品表示名 | サリチル酸メチル |
|---|---|
| 配合目的 | 清涼感付与効果、ウィンターグリーン様香気の賦香 など |
| 化学式 |  |
| レポート | → 基本情報・配合目的・安全性ページ |
| 化粧品表示名 | 変性アルコール |
|---|---|
| 配合目的 | 溶剤・基剤、収れん作用、揮発性による清涼感付与効果、防腐補助、乾燥促進による整髪 など |
| 化学式 | |
| レポート | → 基本情報・配合目的・安全性ページ |
| 化粧品表示名 | メントール |
|---|---|
| 配合目的 | TRPM8活性化による冷涼感付与効果、ハッカ様香気の賦香 など |
| 化学式 | |
| レポート | → 基本情報・配合目的・安全性ページ |
