Alとは…成分効果と毒性を解説

光沢
Al(アルミニウム)
[化粧品成分表示名称]
・Al

[医薬部外品表示名称]
・アルミニウム末

アルミニウムの微細に粉砕された粒子からなる金属元素です。

化粧品に配合される場合は、

これらの目的で、アイ系メイクアップ化粧品、ネイル製品などに使用されています(文献2:2015)

光沢付与による着色

光沢付与による着色に関しては、銀色の光沢があることから、アイカラー化粧品、ネイルカラー製品などに使用されています(文献2:2015)

スポンサーリンク

Alの安全性(刺激性・アレルギー)について

Alの現時点での安全性は、

  • 外原規2006規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2006に収載
  • 10年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし(データなし)
  • 眼刺激性:詳細不明
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし(データなし)

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

医薬部外品原料規格2006に収載されており、10年以上の使用実績があることから、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

また金属元素であることから、金属アレルギーを誘発する可能性も考えられますが、2001年に愛媛生協病院小児科・アレルギー科によって公開された臨床データによると、

金属アレルギーの疑いがある133人(男性55人、女性78人)の患者にパッチテスト試薬金属として日常接する可能性のある15種類の金属を対象に48時間パッチテストを実施し、ICDRG(International Contact Dermatitis Research Group:国際接触皮膚炎研究グループ)基準に基づいて陽性率を評価した。

その結果、陽性率は、

試薬金属 陽性率(%)
+以上 ++以上
Co(コバルト) 47.0 24.2
Hg(水銀) 11.0 0.0
Cr(クロム) 68.4 34.6
Ni(ニッケル) 48.1 42.1
Al(アルミニウム) 0.0 0.0
Au(金) 16.9 0.0
Sn(スズ) 36.2 8.7
Fe(鉄) 0.0 0.0
Pt(白金) 0.0 0.0
Pd(パラジウム) 27.9 0.0
In(インジウム) 0.0 0.0
Zn(亜鉛) 14.5 7.6
Mn(マンガン) 0.0 0.0
Ag(銀) 0.0 0.0
Cu(銅) 19.2 10.4

このような結果を示した。

一例としてこのように報告されており(文献1:2001)、この臨床データの傾向からAlが金属アレルギーを誘発する可能性はほとんどないと考えられます。

眼刺激性について

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細は不明です。

∗∗∗

Alは着色剤にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:着色剤

∗∗∗

文献一覧:

  1. 有田 孝司(2001)「金属アレルギーの診断と金属制限の実際」アレルギーの臨床(21)(14),1103-1115.
  2. 宇山 光男, 他(2015)「Al」化粧品成分ガイド 第6版,158.

スポンサーリンク

TOPへ