ホウケイ酸(Ca/Al)とは…成分効果と毒性を解説

ベース パール光沢
ホウケイ酸(Ca/Al)
[化粧品成分表示名称]
・ホウケイ酸(Ca/Al)

ホウケイ酸のカルシウム塩とアルミニウム塩からなる球状のホウケイ酸ガラス(非晶質体)(∗1)です。

∗1 非晶質体とは、結晶とは異なり、原子や分子が規則正しい空間格子をつくらず、乱れた配列をしている無定形物質です。また球状のガラスはガラスビーズとも呼ばれ、球状であるため皮膚を刺激することはありません。

化粧品に配合される場合は、

これらの目的で、メイクアップ化粧品、ネイル製品などに使用されています(文献1:2013)

パール光沢付与・粉体基剤

パール光沢付与・粉体基剤に関しては、非常に細かい球状ガラスであることから、メタリックな光沢感やパール状の光沢感を付与する目的でメイクアップ化粧品に使用されています(文献2:2015;文献3:2012)

実際の使用製品の種類や数および配合量は、海外の2012年の調査結果になりますが、以下のように報告されています。

以下表におけるリーブオン製品は、付けっ放し製品(スキンケア製品やメイクアップ製品など)を表しており、またリンスオフ製品というのは、洗い流し製品(シャンプー、洗顔料、クレンジングなど)を指します。

ホウケイ酸(Ca/Al)の配合状況の調査結果(2012年)

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ホウケイ酸(Ca/Al)の安全性(刺激性・アレルギー)について

ホウケイ酸(Ca/Al)の現時点での安全性は、

  • 10年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし
  • 眼刺激性:ほとんどなし
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

Cosmetic Ingredient Reviewの安全性データ(文献1:2013)によると、

  • [ヒト試験] 105人の被検者に31%ホウケイ酸(Ca/Al)0.2gを含むアイシャドー粉末を対象にHRIPT(皮膚刺激&感作試験)を実施したところ、皮膚反応は観察されず、感作の兆候はなかった(TKL Research Inc,2007)

と記載されています。

試験結果をみるかぎり、皮膚刺激性および皮膚感作性なしと報告されているため、皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられます。

眼刺激性について

Cosmetic Ingredient Reviewの安全性データ(文献1:2013)によると、

  • [in vitro試験] 正常ヒト表皮角化細胞によって再構築された3次元培養角膜モデル(EpiOcular)を用いて、モデル角膜表面に31%ホウケイ酸(Ca/Al)0.2gを含むアイシャドー粉末を処理したところ、眼刺激性は予測されなかった(Institute for In Vitro Sciences Inc,2007)

と記載されています。

試験結果をみるかぎり、眼刺激性なしと報告されているため、眼刺激性はほとんどないと考えられます。

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ホウケイ酸(Ca/Al)はベース成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:ベース成分

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文献一覧:

  1. Cosmetic Ingredient Review(2013)「Safety Assessment of Borosilicate Glasses as Used in Cosmetics」International Journal of Toxicology(32)(5),65S-72S.
  2. 宇山 光男, 他(2015)「ホウケイ酸ガラス類」化粧品成分ガイド 第6版,163.
  3. MERCK(2012)「Ronastar Golden Jewel」技術資料.

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