ホウケイ酸(Ca/Al)とは…成分効果と毒性を解説

着色剤
ホウケイ酸(Ca/Al)
[化粧品成分表示名称]
・ホウケイ酸(Ca/Al)

ホウケイ酸のカルシウム塩とアルミニウム塩からなる非常に細かいガラスビーズです。

PET、ラミネートとコーティングすることでパール状の美しい光沢感をだすために、アイシャドウの顔料として、またファンデーションのベース基材などメイクアップ化粧品などに使われます。

実際の使用製品の種類や数および配合量は、海外の2012年の調査結果になりますが、以下のように報告されています。

ちなみに製品タイプのリーブオン製品というのは付けっ放し製品という意味で、主にスキンケア化粧品やメイクアップ化粧品などを指し、リンスオフ製品というのは洗浄系製品を指します。

ホウケイ酸(Ca/Al)の配合製品数と配合量の調査結果(2012年)

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ホウケイ酸(Ca/Al)の安全性(刺激性・アレルギー)について

ホウケイ酸(Ca/Al)の現時点での安全性は、皮膚刺激性および眼刺激性はほとんどなく、皮膚感作(アレルギー)の報告もないため、安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

“Cosmetic Ingredient Review”の「Safety Assessment of Boron Nitride as Used in Cosmetics」(文献1:2015)によると、

  • [ヒト試験] 105人の被検者に31%ホウケイ酸(Ca/Al)0.2gを含むアイシャドー粉末を誘導期間におよびチャレンジ期間にパッチ適用(HRIPT)し、パッチ除去後に皮膚反応を評価したところ、皮膚反応は観察されず、感作の兆候はなかった(TKL Research Inc.,2007)

と記載されています。

試験結果をみるかぎり、皮膚刺激性および皮膚感作性の報告はないため、皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられます。

眼刺激性について

“Cosmetic Ingredient Review”の「Safety Assessment of Boron Nitride as Used in Cosmetics」(文献1:2015)によると、

  • [in vitro試験] 正常ヒト表皮角化細胞によって再構築された3次元培養角膜モデル(EpiOcular)を用いて、モデル角膜表面に31%ホウケイ酸(Ca/Al)0.2gを含むアイシャドー粉末を処理したところ、眼刺激性は予測されなかった(Institute for In Vitro Sciences Inc.,2007)

と記載されています。

試験結果をみるかぎり、眼刺激性は予測されなかったと報告されているため、眼刺激性はほとんどないと考えられます。

化粧品毒性判定事典による毒性判定について

化粧品成分名 判定
ホウケイ酸(Ca/Al) 毒性なし

参考までに化粧品毒性判定事典によると、ホウケイ酸(Ca/Al)は毒性なし(∗1)となっており、試験データをみるかぎり、安全性に問題のない成分であると考えられます。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

ホウケイ酸(Ca/Al)は着色剤にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:着色剤

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文献一覧:

  1. “Cosmetic Ingredient Review”(2013)「Safety Assessment of Borosilicate Glasses as Used in Cosmetics」, <http://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1091581813507089> 2018年5月4日アクセス.

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