シアノコバラミンとは…成分効果と毒性を解説

着色剤 血行促進成分
シアノコバラミン
[化粧品成分表示名称]
・シアノコバラミン

[医薬部外品表示名称]
・シアノコバラミン

ビタミンB₁₂と呼ばれる代表的なコバラミンの一種で、バクテリアの発酵によって得られる水溶性の暗赤色の結晶または粉末です。

ミネラルの一種であるコバルトを含んでいるため暗赤色をしています。

人間の生体内には存在せず、ビタミンB₁₂が欠乏した場合、悪性貧血を起こして顔色が悪くなったり神経症状をともないますが、ビタミンB₁₂は必要量がごくわずかで、肝臓や筋肉に大量に貯蔵することができ、摂取できなくても体内貯蔵分が充当されるため、そうそう不足することはありません。

一般的な働きとしては、様々な代謝に関わる補酵素として、

  • 悪性貧血を防ぐ
  • 神経機能を正常に保つ
  • 睡眠のリズムを整える

といった役割がありますが、化粧品に配合する場合は、製剤をピンクや赤または他の色と混ぜて色を出すために化粧水、乳液、クリームなどのスキンケア化粧品やチークや口紅などのメイクアップ化粧品に使用します。

とくにダマスクローズなど赤を連想させる植物エキスや香料を配合している場合は、着色剤を使用しなくてもそのイメージを引き立たせることができます。

また、毛細血管補強作用やタンパク質の合成と補修作用があるため、ヘアケア製品にも配合されます。

他にも医薬品として、ピントを合わせる目の筋肉の緊張や弛緩運動を改善する眼精疲労の目薬としても使用されています。

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シアノコバラミンの安全性(刺激性・アレルギー)について

シアノコバラミンの現時点での安全性は、医薬品の目薬にも配合されており、皮膚刺激および眼刺激性はほとんどなく、アレルギーの報告もみあたらないため、安全性は高いと考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性について

試験結果や安全性データはみあたりませんが、医薬品の目薬にも使用されている成分であるため、皮膚刺激はほとんどないと考えられます。

眼刺激性について

試験結果や安全性データはみあたりませんが、医薬品の目薬に配合されている成分であるため、眼刺激性はほとんどないと考えられます。

皮膚感作性(アレルギー性)について

試験結果や安全性データはありませんが、医薬品の目薬にも使用されている成分で、アレルギーの報告もないため、現時点では皮膚感作(アレルギー)はほとんど起こらないと考えられます。

化粧品毒性判定事典による毒性判定について

化粧品成分名 判定
シアノコバラミン 毒性なし

参考までに化粧品毒性判定事典によると、シアノコバラミンは毒性なし(∗1)となっており、毒性に関してはほとんどないと考えられます。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

シアノコバラミンは着色剤にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:着色剤

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