コンジョウとは…成分効果と毒性を解説

着色
コンジョウ
[化粧品成分表示名称]
・コンジョウ

[医薬部外品表示名称]
・コンジョウ

[慣用名]
・紺青、プルシアンブルー

フェロシアン化第二鉄(フェリックフェロシアニド:ferric ferrocyanide)もしくはフェロシアン化第二鉄アンモニウム(フェリックアンモニウムフェロシアニド:ferric ammonium ferrocyanide)の単体、またはこれらの混合物であり、無機シアン化合物(無機顔料)(∗1)です。

∗1 シアン化合物は一般に人体に有毒ですが、コンジョウ自体に毒性はなく、毒物および劇物取締法においてもコンジョウは「有毒な無機シアン化合物」から除外されています(文献3:2013)

コンジョウは、青色顔料として200年以上にわたり主役を務めており、絵具をはじめ新聞用インキ、赤青鉛筆、プリンターのインクリボンなどに利用されています(文献3:2013)

化粧品に配合される場合は、

これらの目的で、アイ系メイクアップ化粧品、リップ系メイクアップ化粧品、ネイル製品などに汎用されています(文献2:2016)

青色-紫青色の着色

青色-紫青色の着色に関しては、青色-紫青色で金属光沢のあるタイプと金属光沢のないタイプがあり、アイ系メイクアップ化粧品、リップ系メイクアップ化粧品、マニキュアなどにそれぞれの製品特性に合わせていずれかのタイプが使用されています(文献2:2016)

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コンジョウの安全性(刺激性・アレルギー)について

コンジョウの現時点での安全性は、

  • 外原規2006規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2006に収載
  • 10年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし
  • 眼刺激性:詳細不明
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

Food and Drug Administrationの連邦規則集(文献1:2018)によると、

  • コンジョウは、一般的に良好な製造工程および化粧品配合量において、眼領域に適用される化粧品の着色剤として安全に使用できる

と記載されています。

規則集をみるかぎり、皮膚刺激性および皮膚感作性なしと判断できるため、皮膚刺激性および皮膚感作性はほとんどないと考えられます。

眼刺激性について

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細は不明です。

∗∗∗

コンジョウは着色剤にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:着色剤

∗∗∗

文献一覧:

  1. FDA:Food and Drug Administration(2018)「Code of Federal Regulations Title 21 Sec. 73.2299 Ferric ferrocyanide」, <tps://www.accessdata.fda.gov/scripts/cdrh/cfdocs/cfcfr/CFRSearch.cfm?fr=73.2299> 2019年7月14日アクセス.
  2. 日光ケミカルズ(2016)「無機色材」パーソナルケアハンドブック,347-351.
  3. 吉野 和典(2013)「プルシアンブルー;新しい応用とそのナノ粒子」The Chemical Times(229)(3),23-27.

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