着色剤の解説と成分一覧

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着色剤

化粧品に用いられる着色剤・色材は、

  • 皮膚または毛髪をメイクアップすることにより美しく見せる
  • 製品自体の外観上の商品価値を高める

といった目的で配合され、また化粧品に用いられる着色剤・色材は、

  1. 無機顔料
  2. 有機合成色素(タール色素)
  3. 天然色素

これら3種類に分類されます(∗1)

∗1 染毛分野では頭髪用染料が使用されますが、現時点では染毛分野および頭髪用染料は対象に含めていません。

1.無機顔料

顔料とは、水や油に溶けない粉体状の色材であり、中でも有機物を含まないものを無機顔料と呼びます。

耐光性(∗2)に優れたものが多く、メイクアップ化粧品の着色剤として必須であり、多くのメイクアップ化粧品の粉体基剤として配合されています。

∗2 耐光性とは、屋外で使用したときに変色や劣化などの変質が起こりにくい性質のことです。

無機顔料は、水にも油にも溶けない粉体であり、性質によって以下のように、

  • 体質顔料
  • パール顔料
  • 白色顔料
  • 着色顔料

4種類に分類されており、無機顔料のうち体質顔料とパール顔料は着色が目的ではなく、粉体基剤として感触改良、光沢付与、粉末の増量・充填などを目的として配合されることからベース成分に分類しています。

白色顔料は主に白色ベースの着色剤、着色顔料は様々な色の着色を目的として配合されます。

2.有機合成色素(タール色素)

無機顔料は、種類や色のバリエーションも少なく、とくに鮮やかな発色の成分がないことから、化粧品の着色剤には様々な色相をもった有機合成色素(タール色素)も使用されています。

コールタールに含まれる成分から合成されることが多かったことからタール色素と呼ばれていましたが、現在はそれ以外の方法で合成される場合もあるため、有機合成色素または合成色素と呼ぶことが増えています。

有機合成色素は、アレルギー問題が社会的な課題となったこともあり、安全性について十分に配慮され、1996年に厚生省(現 厚生労働省)によって化粧品に認可された83種類の有機合成色素を法定色素と定めていますが、その後安全性の見地から製品の種類によっては自主的に使用を控えたり、規制されているものもあります。

3.天然色素

自然界には動物、植物、鉱物などにそれぞれの特性を示す天然色素が含まれており、化粧品に用いられてきた歴史がありますが、着色力、耐光性、耐薬品性が弱く、また安定供給がむずかしく価格が高いことから、一般的に合成色素が使用される機会が増えています。

ただし、安全性の面から見直される動きもあり、自然・オーガニックといったコンセプトの化粧品が増えてきたことによって天然色素を使用する製品も増えています。

着色剤一覧

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Al
Al
光沢
銀色の光沢付与による着色目的で化粧品に配合される成分、Alの効果や安全性について解説します。
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アルミニウム末
アルミニウム末
光沢
銀色の光沢付与による着色目的で化粧品に配合される成分、アルミニウム末の効果や安全性について解説します。
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カーボンブラック
カーボンブラック
着色
黒色の着色目的で化粧品に配合される成分、カーボンブラックの効果や安全性について解説します。
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カラメル
カラメル
着色
薄褐色の着色目的で化粧品に配合される成分、カラメルの効果や安全性について解説します。
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カルミン
カルミン
着色
赤色の着色目的で化粧品に配合される成分、カルミンの効果や安全性について解説します。
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黄酸化鉄
黄酸化鉄
着色
黄色の着色目的で化粧品に配合される成分、黄酸化鉄の効果や安全性について解説します。
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クチナシエキス
クチナシエキス
抗炎症成分 保湿成分 美白成分 抗酸化成分 染料
消炎作用、鎮静作用、保湿作用、メラノコルチン1レセプター(MC1R)の発現低下およびチロシナーゼ関連タンパク質-1(TRP-1)の生合成抑制による色素沈着抑制作用、紫外線による活性酸素および脂質過酸化抑制による抗酸化作用目的で化粧品に配合される成分、また天然黄色染料目的でヘアカラー製品に配合される成分、クチナシエキスの効果や安全性について解説します。
→ クチナシエキス記事を読む

クチナシ果実エキス
クチナシ果実エキス
抗炎症成分 保湿成分 美白成分 抗酸化成分 染料
消炎作用、鎮静作用、保湿作用、メラノコルチン1レセプター(MC1R)の発現低下およびチロシナーゼ関連タンパク質-1(TRP-1)の生合成抑制による色素沈着抑制作用、紫外線による活性酸素および脂質過酸化抑制による抗酸化作用目的で化粧品に配合される成分、また天然黄色染料目的でヘアカラー製品に配合される成分、クチナシ果実エキスの効果や安全性について解説します。
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黒酸化鉄
黒酸化鉄
着色
黒色の着色目的で化粧品に配合される成分、黒酸化鉄の効果や安全性について解説します。
→ 黒酸化鉄記事を読む

グンジョウ
グンジョウ
着色
青色、紫色、ピンク色の着色目的で化粧品に配合される成分、グンジョウの効果や安全性について解説します。
→ グンジョウ記事を読む

グンジョウバイオレット
グンジョウバイオレット
着色
紫色の着色目的で化粧品に配合される成分、グンジョウバイオレットの効果や安全性について解説します。
→ グンジョウバイオレット記事を読む

グンジョウピンク
グンジョウピンク
着色
ピンク色の着色目的で化粧品に配合される成分、グンジョウピンクの効果や安全性について解説します。
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合成金雲母
合成金雲母
着色 光沢
白色の粉体基剤・着色、光沢付与目的で化粧品に配合される成分、合成金雲母の効果や安全性について解説します。
→ 合成金雲母記事を読む

合成フルオロフロゴパイト
合成フルオロフロゴパイト
着色 光沢
白色の粉体基剤・着色、光沢付与目的で化粧品に配合される成分、合成フルオロフロゴパイトの効果や安全性について解説します。
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高融点ポリエチレン末
高融点ポリエチレン末
ベース成分 感触調整粉体 着色 スクラブ
硬さ、耐温性およびコク感向上による感触改良、白色粉体による着色、洗顔料のスクラブ目的で化粧品に配合される成分、高融点ポリエチレン末の効果や安全性について解説します。
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コンジョウ
コンジョウ
着色
青色-紫青色の着色目的で化粧品に配合される成分、コンジョウの効果や安全性について解説します。
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酸化亜鉛
酸化亜鉛
紫外線散乱 紫外線吸収 着色 抗炎症成分
UVBおよびUVA散乱およびUVA吸収による紫外線防御作用、白色顔料による着色、収れん作用、ウロキナーゼ活性抑制による抗炎症作用目的で化粧品に配合される成分、酸化亜鉛の効果や安全性について解説します。
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酸化スズ
酸化スズ
着色
パール光沢付与顔料の製造過程で使用する目的で化粧品に配合される成分、酸化スズの効果や安全性について解説します。
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酸化チタン
酸化チタン
紫外線散乱 紫外線吸収 着色
UVBおよびUVA散乱およびUVB吸収による紫外線防御作用、白色顔料による着色目的で化粧品に配合される成分、酸化チタンの効果や安全性について解説します。
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酸化鉄
酸化鉄
着色
黒色、赤色、黄色の着色目的で化粧品に配合される成分、酸化鉄の効果や安全性について解説します。
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シアノコバラミン
シアノコバラミン
着色
ピンク色-赤色の製品自体の着色目的で化粧品に配合される成分、シアノコバラミンの効果や安全性について解説します。
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シコンエキス
シコンエキス
抗菌成分 抗炎症成分 細胞賦活 美白成分 着色
hBD-3産生促進による抗菌作用、抗炎症作用、細胞賦活作用、SCF結合阻害による色素沈着抑制作用、暗紫色の着色剤目的で化粧品に配合される成分、シコンエキスの効果や安全性について解説します。
→ シコンエキス記事を読む

水酸化クロム
水酸化クロム
着色
青緑色-緑色の着色目的で化粧品に配合される成分、水酸化クロムの効果や安全性について解説します。
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炭
着色 吸着
黒色の着色、汚れの吸着目的で化粧品に配合される成分、炭の効果や安全性について解説します。
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微粒子酸化チタン
微粒子酸化チタン
紫外線散乱 紫外線吸収 着色
UVBおよびUVA散乱およびUVB吸収による紫外線防御作用、白色顔料による着色目的で化粧品に配合される成分、微粒子酸化チタンの効果や安全性について解説します。
→ 微粒子酸化チタン記事を読む

ベニバナエキス(1)
ベニバナエキス(1)
抗炎症成分 抗酸化成分 着色 美白成分 抗老化成分 抗菌成分
プロスタグランジンE₂産生抑制による抗炎症作用、紫外線による過酸化水素のダメージ抑制による抗酸化作用、天然紅色色素または天然黄色色素による着色剤、PAR2活性化阻害による色素沈着抑制作用、エラスターゼ活性阻害による抗老化作用、黄色ブドウ球菌、緑濃菌、大腸菌、カンジダおよび黒コウジカビ発育抑制による抗菌作用目的で化粧品に配合される成分、ベニバナエキス(1)の効果や安全性について解説します。
→ ベニバナエキス(1)記事を読む

ベニバナ花エキス
ベニバナ花エキス
抗炎症成分 抗酸化成分 着色 美白成分 抗老化成分 抗菌成分
プロスタグランジンE₂産生抑制による抗炎症作用、紫外線による過酸化水素のダメージ抑制による抗酸化作用、天然紅色色素または天然黄色色素による着色剤、PAR2活性化阻害による色素沈着抑制作用、エラスターゼ活性阻害による抗老化作用、黄色ブドウ球菌、緑濃菌、大腸菌、カンジダおよび黒コウジカビ発育抑制による抗菌作用目的で化粧品に配合される成分、ベニバナ花エキスの効果や安全性について解説します。
→ ベニバナ花エキス記事を読む

ベンガラ
ベンガラ
着色
赤色の着色目的で化粧品に配合される成分、ベンガラの効果や安全性について解説します。
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法定色素
法定色素の解説と法定色素一覧
着色
着色目的で化粧品に配合される成分、法定色素を解説し、法定色素一覧を掲載します。
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ポリエチレン
ポリエチレン
ベース成分 感触調整粉体 着色 スクラブ
硬さ、耐温性およびコク感向上による感触改良、白色粉体による着色、洗顔料のスクラブ目的で化粧品に配合される成分、ポリエチレンの効果や安全性について解説します。
→ ポリエチレン記事を読む

ポリエチレン末
ポリエチレン末
ベース成分 感触調整粉体 着色 スクラブ
硬さ、耐温性およびコク感向上による感触改良、白色粉体による着色、洗顔料のスクラブ目的で化粧品に配合される成分、ポリエチレン末の効果や安全性について解説します。
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ポリエチレンワックス
ポリエチレンワックス
ベース成分 感触調整粉体 着色 スクラブ
硬さ、耐温性およびコク感向上による感触改良、白色粉体による着色、洗顔料のスクラブ目的で化粧品に配合される成分、ポリエチレンワックスの効果や安全性について解説します。
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マンガンバイオレット
マンガンバイオレット
着色
淡紫色-暗紫色の着色目的で化粧品に配合される成分、マンガンバイオレットの効果や安全性について解説します。
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ムラサキ根エキス
ムラサキ根エキス
抗菌成分 抗炎症成分 細胞賦活 美白成分 着色
hBD-3産生促進による抗菌作用、抗炎症作用、細胞賦活作用、SCF結合阻害による色素沈着抑制作用、暗紫色の着色剤目的で化粧品に配合される成分、ムラサキ根エキスの効果や安全性について解説します。
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