赤227の基本情報・配合目的・安全性

赤227

化粧品表示名 赤227
医薬部外品表示名 法定色素
法定色素名 赤色227号
別名 ファストアシッドマゲンタ
INCI名 CI 17200、Red 33、Red 33 Lake
配合目的 着色

1. 基本情報

1.1. 定義

以下の化学式で表されるタール色素法定色素またはそのアルミニウムレーキです[1a][2a]

赤227

1.2. 性状

赤227の物性・性状は、

状態 褐色の粉末または粒
溶解性 タール色素 水、グリセリンに可溶、エタノールに微溶、水、油脂に不溶
レーキ 水、エタノールに微溶、油脂に不溶

このように報告されています[2b][3a]

法定色素をメイクアップ化粧品に使用する場合は、水に不溶性である必要があり、水溶性のタール色素(法定色素)を使用する場合はアルミニウム塩の水溶液に吸着させて水に溶出しない状態(水に溶けにくい状態)にし、アルミニウムレーキとして用いられています[3b][4]

2. 化粧品としての配合目的

化粧品に配合される場合は、

  • 赤色の着色

主にこれらの目的で、リップ系メイクアップ製品、その他のメイクアップ製品、化粧下地製品、ネイル製品、シャンプー製品、コンディショナー製品、トリートメント製品、アウトバストリートメント製品、洗顔料、ボディソープ製品、ハンドケア製品、ヘアカラー製品、入浴剤など様々な製品に汎用されています。

以下は、化粧品として配合される目的に対する根拠です。

2.1. 赤色の着色

赤色の着色に関しては、赤227は褐色の粉末または粒であり、赤色の着色または他の着色剤と組み合わせて様々な色に着色する目的で主にメイクアップ製品、化粧下地製品、洗浄系製品、ネイル製品などに汎用されています[1b][2c]

3. 安全性評価

赤227の現時点での安全性は、

  • 20年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし(データなし)
  • 眼刺激性:詳細不明
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし(データなし)

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

3.1. 皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)

20年以上の使用実績がある中で重大な皮膚刺激および皮膚感作の報告がみあたらないため、化粧品配合量および通常使用下において、一般に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

3.2. 眼刺激性

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細不明です。

4. 参考文献

  1. ab日本化粧品工業連合会(2013)「赤227」日本化粧品成分表示名称事典 第3版,1107.
  2. abc日本化粧品工業連合会 編(2004)「赤色227号」法定色素ハンドブック 改訂版,110-112.
  3. ab日本化粧品工業連合会 編(2004)「1から11までに掲げるもののアルミニウムレーキ」法定色素ハンドブック 改訂版,50-52.
  4. 柴田 雅史(2021)「法定色素の分類と使用できる範囲」美しさをつくる色材工学,161-162.

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