化粧品配合防腐剤の解説と化粧品配合防腐剤一覧

化粧品配合防腐剤

防腐剤・保存剤は、食品、医薬品をはじめ様々な分野で利用されていますが、ここでは化粧品に用いられる防腐剤・保存剤の基礎知識を解説し、防腐剤の一覧を掲載しておきます。

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化粧品における防腐剤のメカニズムと使用状況の解説

化粧品の品質管理において、細菌やカビの発生を防止することは重要な課題であり、製品を安全に保つために、また実際に使用する際の空気中の汚染源や皮膚からの2次汚染を防止するために、防腐剤・保存剤が使用されています。

一般的には「防腐剤」と呼ばれていますが、その作用メカニズムは殺菌・静菌作用であり、化粧品に繁殖しうる

  • グラム陰性菌
  • グラム陽性菌
  • カビ
  • 酵母
  • 細菌類

などあらゆる菌類に対応するために配合されます(∗1)

∗1 化粧品は未開封で3年の品質保証が適用される場合が多く、多くの場合は未開封状態で3年以上、開封後では1年前後、品質が維持できる必要量の防腐剤が配合されます。

防腐剤の種類によって殺菌・静菌効果に優れた菌類と効果のない菌類があるため、基本的にはすべての菌類に対応できるように複数の防腐剤を組み合わせて使用します。

ただし、近年は防腐剤の配合量を可能な限り減らす傾向にあることから、防腐剤ほど静菌効果が強くないものの抗菌作用を有した多価アルコール類(∗2)などと組み合わせることで防腐剤の配合量を減らす処方が組まれていたり、抗菌作用のある成分のみで防腐を行い、防腐剤フリーとプロモーションしている事例もあります。

∗2 多価アルコールは、化粧品の水性基剤として広く用いられ、代表的なものにBGDPGグリセリンなどがありますが、多価アルコールの中でもペンチレングリコールカプリリルグリコールなどはとくに抗菌効果に優れており、防腐補助としても使用されます。

化粧品における防腐剤は、基本的には長年の使用実績の積み重ねの中で定められた配合量以下において人体に対する毒性が低いとみなされ、かつ広範囲の菌類に効果があるメチルパラベンおよび/またはフェノキシエタノールが汎用されており、これらを中心に相加・相乗的な抗菌効果によって防腐剤の総配合量を減らせるものが配合されています。

化粧品配合防腐剤一覧

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o-シメン-5-オール
o-シメン-5-オール
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防腐
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安息香酸ナトリウム
安息香酸ナトリウム
防腐
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イソプロピルメチルフェノール
イソプロピルメチルフェノール
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エチルパラベン
防腐
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塩化ベンザルコニウム
塩化ベンザルコニウム
防腐
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クロルフェネシン
防腐
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サリチル酸
サリチル酸
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ソルビン酸K
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ソルビン酸カリウム
防腐
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デヒドロ酢酸ナトリウム
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防腐
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ヒノキチオール
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防腐
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防腐
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メチルパラベン
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防腐
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