デシルテトラデカノールの基本情報・配合目的・安全性

デシルテトラデカノール

化粧品表示名 デシルテトラデカノール
医薬部外品表示名 2-デシルテトラデカノール
部外品表示簡略名 デシルテトラデカノール
INCI名 Decyltetradecanol
配合目的 基剤 など

1. 基本情報

1.1. 定義

以下の化学式で表される、炭素数24の側鎖構造をもつ一価アルコールかつ合成アルコール高級アルコールです[1]

デシルテトラデカノール

1.2. 物性・性状

デシルテトラデカノールの物性・性状は(∗1)

∗1 融点とは固体が液体になりはじめる温度のことです。

状態 無色の液体
融点(℃) 0以下
溶解性 エタノール、炭化水素、植物油脂、環状シリコーン油に可溶、水、ジメチコンに不溶

このように報告されています[2][3]

2. 化粧品としての配合目的

化粧品に配合される場合は、

  • 油性基剤

主にこれらの目的で、リップ系メイクアップ製品、その他のメイクアップ製品、化粧下地製品、ヘアケア製品、コンディショナー製品、シャンプー製品などに使用されています。

以下は、化粧品として配合される目的に対する根拠です。

2.1. 油性基剤

油性基剤に関しては、デシルテトラデカノールは各種油性成分との相溶性がよく、低粘度で良好な顔料分散性をもつことから、油性基剤としてリップ系メイクアップ製品、リキッドファンデーション製品、ヘアオイル製品、化粧下地製品、コンディショナー製品、シャンプー製品などに使用されています[4][5]

3. 安全性評価

デシルテトラデカノールの現時点での安全性は、

  • 外原規2021規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2021に収載
  • 15年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし(データなし)
  • 眼刺激性:詳細不明
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし(データなし)

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

3.1. 皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)

医薬部外品原料規格2021に収載されており、15年以上の使用実績がある中で重大な皮膚刺激および皮膚感作の報告がみあたらないため、化粧品配合量および通常使用下において、一般に皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

3.2. 眼刺激性

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細不明です。

4. 参考文献

  1. 日本化粧品工業連合会(2013)「デシルテトラデカノール」日本化粧品成分表示名称事典 第3版,656.
  2. 新日本理化株式会社(2022)「エヌジェコール 240A」安全性データシート.
  3. 高級アルコール工業株式会社(2021)「スクワラン・植物油脂・ポリオール。イソステアリン酸」製品リスト,10-11.
  4. Jarchem Industries, Inc.(-)「Jarcol Alcohol Portfolio」Product Catalog,10-11.
  5. 鈴木 一成(2012)「デシルテトラデカノール」化粧品成分用語事典2012,47.

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