ドデカンの基本情報・配合目的・安全性

ドデカン

化粧品表示名称 ドデカン
化粧品国際的表示名称(INCI名) Dodecane
配合目的 基剤 など

1. 基本情報

1.1. 定義

以下の化学式で表される炭素数12(C12直鎖飽和炭化水素です[1][2a]

ドデカン

1.2. 物性・性状

ドデカンの物性・性状は(∗1)

∗1 融点とは固体が液体になりはじめる温度のことです。

状態 融点(℃) 沸点(℃) 溶解性
液体 -9.6 214.5 水に不溶、有機溶媒に可溶

このように報告されています[2b]

2. 化粧品としての配合目的

化粧品に配合される場合は、

  • 油性基剤

主にこれらの目的で、アウトバストリートメント製品、トリートメント製品、ヘアスタイリング製品、スキンケア製品、ボディ&ハンドケア製品、化粧下地製品などに使用されています。

以下は、化粧品として配合される目的に対する根拠です。

2.1. 油性基剤

油性基剤に関しては、ドデカンは炭素数12の揮発性をもつ油状液体であり、サラッとした感触を付与する油性基剤として使用されています[3a]

また、揮発性をもつことから、揮発性シリコーンの代替として使用されています[3b]

3. 安全性評価

ドデカンの現時点での安全性は、

  • 10年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし(データなし)
  • 眼刺激性:詳細不明
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし(データなし)

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

3.1. 皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)

化学的に不活性であり、10年以上の使用実績がある中で重大な皮膚刺激および皮膚感作の報告がみあたらないため、化粧品配合量および通常使用下において、一般に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

3.2. 眼刺激性

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細不明です。

4. 参考文献

  1. 日本化粧品工業連合会(2013)「ドデカン」日本化粧品成分表示名称事典 第3版,678.
  2. ab大木 道則, 他(1989)「ドデカン」化学大辞典,1583.
  3. ab鈴木 一成(2012)「ドデカン」化粧品成分用語事典2012,32.

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