濃グリセリンとは…成分効果と毒性を解説

ベース成分 保湿成分
濃グリセリン
[化粧品成分表示名称]
・グリセリン

[医薬部外品表示名称]
・濃グリセリン

化粧品に使うグリセリン(成分表示にグリセリンと書かれているもの)の濃度は84~87%なのですが、濃度が95%以上のものを濃グリセリンと呼びます。

濃度が高いので粘度も高いのですが、その点を除くと通常のグリセリンと同様の性質です。

濃グリセリンは、高純度グリセリンという呼び方をされることがありますが、この呼び方を聞くと通常のグリセリンよりも濃グリセリンのほうが純度が高く高品質であるように思ってしまうかもしれません。

実際は、グリセリンの製造過程(∗1)でできるのが濃グリセリンであり、そのままでは粘度が高すぎて使いづらいことが多く、精製水でグリセリン濃度を84%~87%に希釈したものがグリセリンなので、品質は関係ありません。

∗1 パーム油脂などから石けんをつくる際に副産物で生成されるのが濃グリセリンです。

また、植物性グリセリン(ベジタブルグリセリン)と呼ばれるものを濃グリセリンとしているところもありますが、

  • 植物性グリセリン:パーム油脂など植物性油脂から得られる
  • 合成グリセリン:石油から得られる

というもので、濃グリセリンでもグリセリンでも植物油脂から得られれば植物性グリセリンですし、植物性というとイメージがいいのかもしれませんが、合成グリセリンに比べて植物性グリセリンのほうが安全性が高かったり品質が良いわけでもないことは理解しておいてください。

化粧品で使用されるのはコストの低い植物性グリセリンが多く、医薬品では純度の高い合成グリセリンが使用されています。

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濃グリセリンの安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について

毒性や刺激性はほとんどなく、アレルギーや副作用の報告もない成分で安全性は高いと考えられています。

参考までに化粧品毒性判定事典によると、濃グリセリンは毒性なし(∗1)となっており、毒性に関しては心配する必要はありません。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

濃グリセリンはベース成分と保湿成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:ベース成分 保湿成分

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