ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシルとは…成分効果と毒性を解説

エモリエント成分 ベース 感触改良 分散
ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル
[化粧品成分表示名称]
・ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル

[医薬部外品表示名称]
・ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル

化学構造的に高級アルコールの一種であるエチルヘキサノール(エチルヘキシルアルコール)に高級脂肪酸の一種であるヒドロキシステアリン酸が結合したエステル油(高級アルコール脂肪酸エステル)です。

化粧品に配合される場合は、

これらの目的で、リップ系メイクアップ化粧品、メイクアップ化粧品などに使用されています(文献1:2015)

エモリエント作用

エモリエント作用に関しては、適度な重みがあり、低粘性でリッチな感触が得られることから、口紅などリップ系メイクアップ化粧品などに使用されています(文献2:2015)

感触改良

感触改良に関しては、油のベトつき感の改良に優れた効果があるため、高粘性のエモリエント剤・油性基剤などをベースにしたリップ系メイクアップ化粧品をはじめとするメイクアップ化粧品に使用されています(文献2:2015)

分散

分散に関しては、顔料の分散性に優れていることから、メイクアップ化粧品に使用されています。

実際の配合製品数および配合量に関しては、海外の2012-2013年の調査結果になりますが、以下のように報告されています。

以下表におけるリーブオン製品は、付けっ放し製品(スキンケア製品やメイクアップ製品など)を表しており、またリンスオフ製品というのは、洗い流し製品(シャンプー、洗顔料、クレンジングなど)を指します。

ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシルの配合製品数と配合量の調査(2012-2013年)

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ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシルの安全性(刺激性・アレルギー)について

ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシルの現時点での安全性は、

  • 外原規2006規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2006に収載
  • 10年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性:ほとんどなし(データなし)
  • 眼刺激性:詳細不明
  • 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし(データなし)

このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

医薬部外品原料規格2006に収載されており、10年以上の使用実績がある中で重大な皮膚刺激および皮膚感作の報告がみあたらないため、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられますが、詳細な安全性試験データがみあたらず、データ不足のため詳細は不明です。

眼刺激性について

試験結果や安全性データがみあたらないため、現時点ではデータ不足により詳細は不明です。

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ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシルはエモリエント成分、ベース成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:エモリエント成分 ベース成分

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文献一覧:

  1. Cosmetic Ingredient Review(2015)「Safety Assessment of Alkyl Esters as Used in Cosmetics」International Journal of Toxicology(34)(2),5S-69S.
  2. 宇山 光男, 他(2015)「ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル」化粧品成分ガイド 第6版,75.

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