ダイズ油とは…成分効果と毒性を解説

ベース成分
ダイズ油
[化粧品成分表示名称]
・ダイズ油

マメ科植物ダイズの種子より得られる淡黄色の油脂です。

ダイズ油の脂肪酸組成は、

  • リノール酸(不飽和脂肪酸類):53.5%
  • オレイン酸(不飽和脂肪酸類):23.5%
  • パルミチン酸(飽和脂肪酸類):10.4%
  • リノレン酸(不飽和脂肪酸類):8.3%
  • ステアリン酸(飽和脂肪酸類):4.0%

となっており、ヨウ素価123~142となっています(文献1:2016)

オリーブ果実油と同じように、皮膚コンディショニング効果やエモリエント効果がありますが、リノール酸およびオレイン酸が主なので酸化しやすく、酸化安定性ではオリーブ果実油に劣ります。

化粧品に配合される場合は、エモリエント剤として各種クリームや基剤としてサンオイル、マッサージオイル、ヘアオイル、メイクアップ化粧品、ネイル製品などに幅広く使用されます。

実際にどのような製品に配合されているかというと、海外の調査結果になりますが、以下のように報告されています。

ちなみに製品タイプのリーブオン製品というのは付けっ放し製品という意味で、主にスキンケア化粧品やメイクアップ化粧品などを指し、リンスオフ製品というのは洗浄系製品を指します。

ダイズ油の配合製品数と配合量の調査結果(2010年)

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ダイズ油の安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について

ダイズ油の現時点での安全性は、皮膚刺激性はほとんどなく、眼刺激性はデータ不足により詳細不明ですが、アレルギー性(皮膚感作性)もないため、安全性の高い成分であると考えられます。

ただし、大豆アレルギーの場合はアレルギーが起こる可能性が高いため、使用を控えることを推奨します。

以下は、この結論にいたった根拠です。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)について

安全性データや試験結果はみあたりませんが、医薬品や食品としても使用実績があるため、皮膚刺激および皮膚感作性(アレルギー性)はほとんどないと考えられます。

ただし、大豆アレルギーの場合はアレルギーが起こる可能性が高いため、使用を控えることを推奨します。

眼刺激性について

安全性データや試験結果がみあたらないため、データ不足により詳細は不明です。

化粧品毒性判定事典による毒性判定について

化粧品成分名 判定
ダイズ油 毒性なし

参考までに化粧品毒性判定事典によると、ダイズ油は毒性なし(∗1)となっており、毒性はないと考えられます。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

ダイズ油はベース成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:ベース成分

∗∗∗

文献一覧:

  1. 日光ケミカルズ(2016)「油脂」パーソナルケアハンドブック,p5

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