スクレロカリアビレア種子油(マルラオイル)とは…成分効果と毒性を解説

ベース成分 エモリエント成分
スクレロカリアビレア種子油(マルラオイル)
[化粧品成分表示名称]
・スクレロカリアビレア種子油

[慣用名]
・マルラオイル、マルーラオイル

ウルシ科植物マルラ(マルーラ)の木の種子から得られる液状油脂です。

マルーラの木は南アフリカの低地に自生しており、約18mの高さまで成長します。

マルラ(マルーラ)の実には、ポリフェノール、タンニン、クマリン、フラボノイド、トリテルペノイド、フィトステロールなど医薬的に重要な成分が豊富に含まれてます。

Formulation of cosmetic skin lotions using Adansonia digitata and Sclerocarya birrea oil from Zimbabwe(Hore.D:2004)によると、スクレロカリアビレア種子油の脂肪酸組成は、

  • オレイン酸(不飽和脂肪酸類):70~78%
  • パルミチン酸(飽和脂肪酸類):9~12%
  • ステアリン酸(飽和脂肪酸類):5~8%
  • リノール酸(不飽和脂肪酸類):4~7%
  • アラキドン酸(不飽和脂肪酸類):0.3~0.7%
  • α-リノレン酸(不飽和脂肪酸類):0.1~0.7%

となっており、ヨウ素価は74となっています。

参考:ヨウ素価の解説と植物油脂のヨウ素価一覧

主成分はオレイン酸です。

薬理作用としては、抗菌作用、鎮痙作用、抗酸化などの特性を有することが示されています(文献2)

スキンケアとしては、オレイン酸で含有量が多いので、皮膚によく浸透し高い保湿効果を発揮するため肌や髪をつややかに保ちます。

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スクレロカリアビレア種子油の安全性(刺激性・アレルギー)について

日本および海外の資料にあたりましたが、2017年1月30日現在では、スクレロカリアビレア種子油の毒性や刺激性、アレルギーに関するデータがなかったため、見つけしだい更新します。

参考までに化粧品毒性判定事典によると、スクレロカリアビレア種子油は掲載なし(∗1)となっており、毒性に関する情報は得られませんでした。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

スクレロカリアビレア種子油はベース成分、エモリエント成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:ベース成分 エモリエント成分

∗∗∗

文献一覧:

  1. Formulation of cosmetic skin lotions using Adansonia digitata and Sclerocarya birrea oil from Zimbabwe(Hore.D:2004)
  2. John A.O.Ojewple,Tariro Mawoza,Witness D.H.Chiwororo,Peter M.O.Owira(2010):Sclerocarya birrea (a. rich) hochst. [‘marula’] (anacardiaceae): a review of its phytochemistry, pharmacology and toxicology and its ethnomedicinal uses. Phytotherapy Research,Vol.24,Issue5:633-639

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