アサ種子油とは…成分効果と毒性を解説

ベース成分 保湿成分 エモリエント成分
アサ種子油
[化粧品成分表示名称]
・アサ種子油

麻の種子から低温圧搾して得られる青緑色の植物オイルです。

化粧品などの成分表示名称はアサ種子油ですが、一般的にはヘンプシードオイルやヘンプオイルという名称が馴染み深いかもしれません。

麻といえば日本ではよくないイメージだったためか、あまり研究がすすんでいなかったり製品としての利用も積極的ではなかったような印象がありますが、今日ではヘンプの利用研究がはじまっています。

アサ種子油を食品として摂取すれば、滋養作用が期待できるのと同時に美容や健康にも効能があります。

植物オイルハンドブックによると、アサ種子油の脂肪酸組成は、

  • リノール酸(不飽和脂肪酸類):56.8%
  • α-リノレン酸(不飽和脂肪酸類):16.7%
  • オレイン酸(不飽和脂肪酸類):12.3%
  • パルミチン酸(飽和脂肪酸類):6.1%
  • γ-リノレン酸(不飽和脂肪酸類):3%
  • ステアリン酸(飽和脂肪酸類):2.1%
  • アラキジン酸(飽和脂肪酸類):0.8%
  • ベヘン酸(飽和脂肪酸類):0.3%
  • パルミトレイン酸(不飽和脂肪酸類):0.1%
  • ガドレイン酸(不飽和脂肪酸類):0.1%
  • リグノセリン酸(飽和脂肪酸類):0.1%
  • ステアリドン酸(不飽和脂肪酸類):0.1%
  • ヘプタデカン酸(不飽和脂肪酸類):~0.1%
  • ネルボン酸(不飽和脂肪酸類):~0.1%
  • エルカ酸(不飽和脂肪酸類):~0.1%
  • ミリスチン酸(飽和脂肪酸類):~0.1%
  • マルガリン酸(飽和脂肪酸類):~0.1%

となっており、ヨウ素価は164となっています。

参考:ヨウ素価の解説と植物油脂のヨウ素価一覧

主成分はリノール酸とα-リノレン酸なので血中コレストロールの軽減や調節に非常に有効です。

肌への浸透力が高く、保湿性に優れているためアロマセラピーでのキャリアオイル(∗)として使用されています。

∗ 肌への刺激の強い精油を薄めたり、マッサージの滑りをよくするオイルのことです。

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アサ種子油の安全性(毒性・刺激性・アレルギー)について

日本では安全性データシートが見当たらなかったため、海外の安全性データシートを参照したところ、適量の仕様において毒性や刺激性はほとんどなく、アレルギーの報告もないため安全性の高い成分だと考えられます。

参考までに化粧品毒性判定事典によると、アサ種子油は毒性なし(∗1)となっており、毒性に関しては心配する必要はありません。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

アサ種子油はベース成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:ベース成分 エモリエント成分

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