酸化防止剤の解説と成分一覧

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酸化防止剤

酸化(自動酸化)とは

空気中の酸素との接触により常温で起こる酸化反応を自動酸化といいます。

化粧品には原料として油脂・ロウ類およびその誘導体、界面活性剤、香料、ビタミンなどが用いられており、これらは空気中の酸素を吸収して徐々に酸化・変質する、いわゆる酸敗(∗1)の現象を呈します[1a]

∗1 酸敗(さんぱい)とは、酸化して種々の酸化物を生じ、すっぱくなることをいいます。

酸敗は不快なにおいや変色などの原因となり、化粧品の安定性を損なうだけでなく、酸敗によって生じる過酸化物は代表的な皮膚刺激物質であり、人体に悪影響を及ぼすことが知られています[2a]

酸化防止剤の配合目的

化粧品原料の酸化反応を防ぐあるいは酸化の開始を遅らせる目的で用いられる成分を酸化防止剤といい、油脂・ロウ類、界面活性剤、その他成分の酸化や変質による劣化を防ぎ、製造から使用を終えるまでの長期間にわたって化粧品の安定性を保つには、酸化防止剤の使用が必要不可欠です[1b][2b]

化粧品に用いられる酸化防止剤は、皮膚に対して無害で、持続性があり、かつ他の原料に対して影響を与えない条件をクリアして処方されており[3]、また単独での使用よりも混合して使用したほうが異なるメカニズムによる酸化防止効果や相乗効果が期待できることから、必要に応じて複数の酸化防止剤や助剤を混合して用いられています[4]

皮膚に対する抗酸化成分について

近年は、皮膚構成成分の抗酸化も重要視されており、酸化防止剤は化粧品成分自体の酸化安定性の確保だけにとどまらず、紫外線照射や老化にともなう皮膚構成成分の酸化抑制においても応用されている成分も増えてきています。

皮膚に対する抗酸化作用目的で使用される成分は、抗酸化成分のカテゴリで解説しています。

参考文献

  1. ab田村 健夫・廣田 博(2001)「酸化防止剤」香粧品科学 理論と実際 第4版,221-226.
  2. ab日光ケミカルズ株式会社(2006)「酸化防止剤」新化粧品原料ハンドブックⅠ,471-475.
  3. 神田 吉弘(2010)「酸化防止剤」化粧品科学ガイド 第2版,256.
  4. 光井 武夫(2001)「酸化防止剤」新化粧品学,162-164.

酸化防止剤一覧

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化粧品表示名称BHT
配合目的酸化防止 など
化学式BHT
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医薬部外品表示名称dl-α-トコフェロール
配合目的酸化防止 など
化学式dl-α-トコフェロール
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医薬部外品表示名称d-δ-トコフェロール
配合目的酸化防止 など
化学式d-δ-トコフェロール
レポート→ 基本情報・配合目的・安全性の詳細ページ
化粧品表示名称
医薬部外品表示名称
アスコルビン酸
配合目的酸化防止 など
化学式アスコルビン酸
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医薬部外品表示名称ジブチルヒドロキシトルエン
配合目的酸化防止 など
化学式ジブチルヒドロキシトルエン
レポート→ 基本情報・配合目的・安全性の詳細ページ
医薬部外品表示名称天然ビタミンE
配合目的酸化防止 など
化学式天然ビタミンE
レポート→ 基本情報・配合目的・安全性の詳細ページ
化粧品表示名称トコフェロール
配合目的酸化防止 など
化学式トコフェロール
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医薬部外品表示名称ビタミンC
配合目的酸化防止 など
化学式ビタミンC
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化粧品表示名称ピロ亜硫酸Na
配合目的酸化防止 など
化学式ピロ亜硫酸Na
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化粧品表示名称ピロ亜硫酸ナトリウム
配合目的酸化防止 など
化学式ピロ亜硫酸ナトリウム
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医薬部外品表示名称マンネンロウエキス
配合目的SOD様活性による抗酸化作用、好中球エラスターゼ活性阻害による抗老化作用、製品自体の酸化防止 など
抽出元イメージマンネンロウエキス
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医薬部外品表示名称ローズマリーエキス
配合目的SOD様活性による抗酸化作用、好中球エラスターゼ活性阻害による抗老化作用、製品自体の酸化防止 など
抽出元イメージローズマリーエキス
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化粧品表示名称ローズマリー葉エキス
配合目的SOD様活性による抗酸化作用、好中球エラスターゼ活性阻害による抗老化作用、製品自体の酸化防止 など
抽出元イメージローズマリー葉エキス
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