ヨモギエキス(ガイヨウエキス)とは…成分効果と毒性を解説

抗炎症成分 抗菌成分 抗酸化成分
ヨモギエキス(ガイヨウエキス)
[化粧品成分表示名称]
・ヨモギエキス、ヨモギ葉エキス

[医薬部外品表示名称]
・ヨモギエキス

[慣用名]
・ヨモギエキス、ガイヨウ抽出液

キク科のヨモギの葉から抽出されるエキスです。

成分としてシネオール、ツヨンなどの精油やタンニン、アブシンチン、ビタミン類を含んでいます。

民間でも生薬として古くから使われているので、認知度の高い植物です。

消炎作用(∗1)・抗菌作用・収れん作用・抗酸化作用などがあり、とくに肌荒れを防ぐ化粧品やニキビを防ぐ目的の洗顔料や化粧品に適しています。

∗1 ヒスタミンやセロトニンが関与する炎症反応の抑制効果

また、アトピー性皮膚炎への改善効果試験も過去に行われていますが、全体として70%以上は改善し安全に使用できていますが、約10%の方は悪化しているという報告があります。

サンスター株式会社によるスキンケア研究の中で、アトピー性皮膚炎に対するヨモギエキス配合シートの使用経験論文によると、1998年10月にヨモギエキスを含むシートを使用して25名に治療を行ったところ、やや改善20名(80%)、不変1名(4%)、悪化2名(8%)という結果になり、安全度という点では19名(約76%)の人が安全と回答、どちらともいえない3名(12%)、安全に問題がある1名(4%)、安全でない2名(8%)で6名に副作用を認めた。

参考:アトピー性皮膚炎に対するヨモギエキス配合シートの使用経験新しいウィンドゥが開きます

上記の論文では、アトピー性皮膚炎に対して良好なスキンケア化粧品であり、治療補助効果が認められるという結論なのですが、具体的な症状は明らかにされていませんが約25%の方に副作用がでてるという事実と約10%の方が悪化しているという事実をふまえると、アトピー性皮膚炎の方がヨモギエキス配合化粧品を使用するのは慎重になるべきだと考えます。

さらに、ネットの情報の中には、ヨモギエキスには糖化の最終産物であるAGEs(∗2)を除去する抗糖化(糖化改善効果)があると書かれたものがありますが、これはポーラのオリジナル成分として開発されたヨモギエキスであるYACエキスにのみ認められた効果で一般のヨモギエキスにこの効果はないので注意してください。

∗2 肌の弾力性や黄色化に影響を与える糖化の最終産物のこと

参考資料:角層の糖化が肌のキメに影響することを発見(PDFファイル)

スポンサーリンク

ヨモギエキスの安全性(毒性・刺激性・アレルギー・副作用)について

一般的には毒性や刺激性はほとんどなく、副作用の報告もなく、安全性の高い成分ですが、すでに伝えたようにアトピー性皮膚炎の場合は、改善する可能性も高いのですが、もしかしたら副作用がでたり症状が悪化する可能性があります。

参考までに化粧品毒性判定事典によると、ヨモギエキスは毒性なし(∗1)となっており、毒性に関しては心配する必要はありません。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

∗∗∗

ヨモギエキスは抗菌成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:抗菌成分 抗炎症成分

スポンサーリンク

TOPへ