チョウジエキスとは…成分効果と副作用を解説

抗炎症成分 抗菌成分 美白成分
チョウジエキス
[化粧品成分表示名称]
・チョウジエキス

[医薬部外品表示名称]
・チョウジエキス

フトモモ科植物チョウジの開花直前の蕾を乾燥させたものから抽出した特有のにおいのある黄褐色の透明エキスです。

チョウジはモルッカ群島原産で、西インド諸島、スマトラ、マダガスカルなどで栽培されてます。

クローブエキスと呼ばれることもあり、クローブは香辛料として有名です。

化粧品に配合される場合は、一般的には緩和な血行促進作用や抗炎症効果や抗菌作用がありますが、とくに肌表面に付着している常在菌の繁殖を抑制し、常在菌の繁殖によって起こる皮膚トラブルやブドウ球菌によってニキビが化膿するのを防ぐため、肌荒れやニキビを防ぐ化粧品に用いられることが多いです。

また、2002年3月5日に花王がチョウジエキスの紫外線誘導色素沈着における形成抑制効果という研究成果を発表しており、メラノサイト(色素細胞)とSCF(セルフステムファクターというシミの原因分子)の結合を防ぎ、メラニン生成を促す情報伝達物質エンドセリンの受け取りを抑えることでシミを抑制する美白効果があることを明らかにしました。

参考:チョウジエキスの紫外線誘導色素沈着における形成抑制効果(PDFファイル)

さらに、ニキビや顔のテカリの原因として、5α-リラクターゼという酵素の過剰な働きによって男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されて皮脂が過剰分泌されてしまうことがあげられますが、デミ毛髪科学研究所の研究成果としてチョウジエキスが5α-リラクターゼの働きを約74%も抑制することが明らかになりました。

チョウジエキス添加による5α-リラクターゼ活性阻害効果

研究の中では、皮脂の過剰分泌を抑制することで抜け毛が抑制されるという効果にとどまっていますが、ニキビの主な原因も5α-リラクターゼの働きによる皮脂の過剰分泌であることが多いため、ニキビ用化粧品の使用も増えてきています。

参考:チョウジエキスによる5α-リダクターゼ活性抑制の発見新しいウィンドゥが開きます

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チョウジエキスの安全性(毒性・刺激性・アレルギー・副作用)について

化粧品として適量での使用にかぎり、刺激や毒性はなく、副作用やアレルギーの報告もないため安全性の高い成分だと考えられます。

参考までに化粧品毒性判定事典によると、チョウジエキスは毒性なし(∗1)となっており、毒性に関しては心配する必要はありません。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

チョウジエキスとセットで使用される成分と効果

・チョウジの花蕾から抽出されたエキスとして、以下の成分表示順で使用されます。
[化粧品表示] チョウジエキス、エタノール、水
[医薬部外品表示] チョウジエキス
・チョウジの花蕾から抽出されたエキスとして、以下の成分表示順で使用されます。
チョウジエキス、BG、水
・チョウジの花蕾から抽出されたエキスとして、以下の成分表示順で使用されます。
[化粧品表示] 水、エタノール、チョウジエキス
[医薬部外品表示] チョウジエキス
・天然植物系抗菌製剤として、以下の成分表示順で使用されます。微生物に対して幅広い抗菌スペクトルを有する。
[化粧品表示] カワラヨモギ花エキス、チョウジエキス、カプリル酸グリセリル、BG、水
[医薬部外品表示] カワラヨモギエキス、チョウジエキス、グリセリン脂肪酸エステル、1,3-ブチレングリコール、精製水
・天然植物系抗菌製剤として、以下の成分表示順で使用されます。微生物に対して幅広い抗菌スペクトルを有する。
[化粧品表示] カワラヨモギ花エキス、チョウジエキス、カプリル酸グリセリル、ラウリン酸ポリグリセリル-10、BG、水
[医薬部外品表示] カワラヨモギエキス、チョウジエキス、グリセリン脂肪酸エステル、モノラウリン酸ポリグリセリル、1,3-ブチレングリコール、精製水
・天然植物系抗菌製剤として、以下の成分表示順で使用されます。微生物に対して幅広い抗菌スペクトルを有する。
[化粧品表示] カワラヨモギ花エキス、チョウジエキス、カプリル酸グリセリル、ラウリン酸ポリグリセリル-10、グリセリン、エタノール、水
[医薬部外品表示] カワラヨモギエキス、チョウジエキス、グリセリン脂肪酸エステル、モノラウリン酸ポリグリセリル、濃グリセリン、精製水
・天然植物系抗菌製剤として、以下の成分表示順で使用されます。
[化粧品表示] チョウジエキス、カプリル酸グリセリル、ラウリン酸ポリグリセリル、10、グリセリン、エタノール、水
[医薬部外品表示] チョウジエキス、グリセリン脂肪酸エステル、モノラウリン酸ポリグリセリル、濃グリセリン、精製水
・水/油界面に効率よく集めたチョウジエキスとして、以下の成分表示順で使用されます。優れた抗酸化効果を発揮、高度不飽和油脂の酸化抑制、皮脂の酸化抑制による皮膚老化防止・しわ改善効果。
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-10、チョウジエキス、グリセリン、エタノール、水

基本的な配合量の多い成分表示順は上記の通りですが、1%以下の成分は順不同に表示されるので、製品によっては表示順が異なっている場合があります。

∗∗∗

チョウジエキスは抗炎症成分と抗菌成分と美白成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:抗炎症成分 抗菌成分 美白成分

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