ダマスクバラエキスとは…成分効果と副作用を解説

抗老化成分 抗シワ成分 抗酸化成分 香料
ダマスクバラエキス
[化粧品成分表示名称]
・ダマスクバラエキス

バラ科植物ダマスクバラから抽出して得られる芳香性エキスです。

ダマスクバラは、世界中の数あるバラの中でも濃厚で甘い香りが特徴で最高級のバラと言われています。

原産国はブルガリアが有名で、他にもモロッコやトルコなどででも栽培されていますが、このバラは原種に近く花弁の数も少ないためエキスはとても貴重なものとされています。

化粧品に配合される場合は、その特徴的な芳醇で甘い香りから香料目的のことが多く、ダマスクバラ花水として天然の香料として配合されたり、エキスも少量(成分表示の最後のほう)なら香料だと推測できます。

参考:ダマスクバラ花水の成分効果と副作用を解説

ただ、ビタミンAやビタミンCが豊富に含まれていたり、グルタチオンの産生促進作用に活性酸素の除去効果があったり、女性ホルモンであるエストロゲンの受容体の増加によるⅠ型コラーゲンの産生量の増加も明らかになっているため、エイジングケア成分として注目が高まっています。

グルタチオンとは、グルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸が連なったペプチド(化合物)で生体内で産生されており、日々の活性酸素のダメージから細胞を守る抗酸化作用がありますが、年齢や紫外線によって減少しやすいという特徴があります。

そのグルタチオンの産生を増やしてくれる働きがあるので、年齢肌の酸化による保湿成分の蒸発やくすみを抑制する効果があります。

また、2016年12月13日に株式会社ファンケルは、ダマスクバラエキスに女性ホルモンの一種であるエストロゲンの働きを高める効果を明らかにしました。

エストロゲンは、コラーゲンやヒアルロン酸など肌を美しくする成分を作り出す機能を有していますが、それはエストロゲンがつくられてエストロゲン受容体に結合されることで効果が発揮されます。

しかし、加齢にともなってエストロゲン受容体の数は減少していくため、エストロゲンがつくられても効果を発揮しきれず、機能が低下して老化促進につながってしまう現状があったのですが、ダマスクバラエキスにエストロゲン受容体を増やす効果が確認されました。

エストロゲン受容体の発現量比較

無添加に比べてダマスクバラエキスをつけるとエストロゲン受容体の発現量が約1.5倍に増加しているのがわかります。

同研究によると、エストロゲン受容体の増加にともなって皮膚の弾力性に大きく関わるⅠ型コラーゲンの合成を高めることが確認されており、エストロゲン受容体の発現量を増やすことがハリと弾力のある肌に導くことが示唆されています。

Ⅰ型コラーゲン産生量比較

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ダマスクバラエキスの安全性(毒性・刺激性・アレルギー・副作用)について

ダマスクバラエキスは、毒性や刺激性はほとんど認められず、副作用やアレルギーの報告もなく、安全性の高い成分と考えられています。

参考までに化粧品毒性判定事典によると、ダマスクバラエキスは毒性なし(∗1)となっており、毒性に関しては心配する必要はありません。

∗1 毒性判定事典の毒性レベルは「毒性なし」「△」「■」「■■」となっており、△は2~3個で■1個に換算し、■が多いほど毒性が強いという目安になり、製品の毒性成分の合計が■4つ以上なら使用不可と判断されます。

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ダマスクバラエキスは抗老化(抗シワ)成分と香料成分にカテゴライズされています。

成分一覧は以下からお読みください。

参考:抗老化(抗シワ)成分 香料

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